ミュージカル映画『BETTER MAN/ベター・マン』が、2025年3月28日(金)より公開される。監督は『グレイテスト・ショーマン』のマイケル・グレイシー。
『BETTER MAN/ベター・マン』は、1990年代に一世を風靡したイギリスのポップスター ロビー・ウィリアムスが主人公の伝記映画だ。タイトルの『BETTER MAN』は、ウィリアムスの代表曲のひとつである「Better Man」に由来。彼の成長と音楽キャリアを象徴する楽曲としてファンから熱い支持を集めている。
< ロビー・ウィリアムスとは?>
ロビー・ウィリアムスは、イギリス出身のポップシンガー。1990年に16歳にしてボーカルグループの先駆者として知られる「テイク・ザット」の一員としてデビュー。しかし21歳の時にバンドを脱退。当初、脱退について悲観的な見方が多かったが、ヒット曲を連発。ソロアーティストとしても世界的な成功を収めた。
『BETTER MAN/ベター・マン』では、バンド脱退後のロビーがソロとして葛藤しつつ成功を掴んでいく姿が描かれる。波乱に満ちた半生を、未だかつてない奇想天外な映像表現と、ロビーのヒット曲を使用した感動のミュージカルによって映し出す。
特筆すべきは、主人公ロビー・ウィリアムスの姿を“サル”の姿で描いてる点。劇中のウィリアムは、グループアーティストやソロシンガーとして華やかな活躍を見せる一方で、「まるで見せ物小屋のサルだ」というセリフとともに苦悩を滲ませる場面も……。
マイケル・グレイシー監督とロビーが映画の構想を練っている際に、自分を動物に例えると?という質問にロビーは自身を「猿のようにステージにあげられた、パフォーミング・モンキー」と表現したことに由来している。その瞬間に映画のアイデアが閃いたという。
監督は、2018年に日本公開され大ヒットを記録したミュージカル映画『グレイテスト・ショーマン』のマイケル・グレイシー。『BETTER MAN/ベター・マン』もミュージカル・エンターテインメント作品になるといい、ウィリアムスの内なる葛藤や成長、彼を取り巻く激動の音楽業界を、エモーショナルなドラマや圧巻のパフォーマンスを通して映し出す。
人並みの才能もないと感じていた主人公ロビーは、思いがけずオーディションでボーイズバンドのメンバーに選ばれ、一躍チャートを席巻するポップスターとして注目を集める。しかし、10代で世界的な成功を手にしたことで、夢を追う喜びの裏で、常に他人の視線にさらされながら生きる苦しみや不安を抱えるようになる。
やがてロビーは、バンドを離れてソロとして活動する決断を下し、伝説的なポップスターの地位を確立するものの、その代償として抱える葛藤や孤独はますます深まっていく。
家族や仲間、大切な人との出会いと別れを経て、栄光と挫折の両方を味わったロビーが最後に選んだ生き方とは?
【作品詳細】
映画『BETTER MAN/ベター・マン』
公開日:2025年3月28日(金)
監督:マイケル・グレイシー
出演:ロビー・ウィリアムス、ジョノ・デイヴィス、スティーブ・ペンバートン、アリソン・ステッドマン
原題:BETTER MAN
配給:東和ピクチャーズ