近畿から九州まで、西日本に位置する水族館の最新おすすめ情報を随時更新。期間限定で開催されるアクティビティも多いので見逃さないようにチェックしてみて。
大阪市港区天保山にある、1990年に開館した「海遊館」は、なんと8階建てで世界最大級の規模。「すべてのものは、つながっている」という考えのもと、環太平洋の火山帯が作り出した自然環境を水槽の中に再現し、そこに生息する多くの生き物たちを紹介している。なかでも、最大長34メートルもある「太平洋」を再現した巨大水槽が目玉となっており、世界でも珍しいジンベエザメの展示を行っている。
京都水族館は、「水と共につながる、いのち」をコンセプトにした水族館。「総合エデュテインメント型水族館」として、水生生物について楽しみながら学ぶ施設となっている。京都の川に生息するオオサンショウウオの大型展示エリアをはじめとした、京都の川や海、里山の水環境と生物たちの展示を軸に、オットセイやバンドウイルカなどの海獣や、くらげ、エビ・カニ類など、多様な生物を見ることができる。
城崎マリンワールドは兵庫県豊岡市にある水族館。「水族館以上、であること。」をテーマに、釣ったアジをその場で天ぷらにして食べることが出来る「アジ釣り」など、“水族館”という枠にとらわれない企画やイベントを実施している。また、ショーの内容を毎年一新するのも城崎マリンワールドの特徴。いつ来館しても新鮮な内容のパフォーマンスを楽しむことが出来る。
鳥羽水族館は、飼育種類数日本一、および、日本で唯一ジュゴンに会うことの出来るの大型水族館。館内は、生きものの種類や生きものたちが棲息する環境に合わせ、12のゾーンで構成。アシカやアザラシの仲間の生活を観察できる「海獣の王国」は、2018年7月に全面リニューアルを実施。世界初となる水上透明チューブを新たに設置し、水面ウォーキングを楽しむことも出来る。
三重県・伊勢市にある伊勢シーパラダイス(伊勢夫婦岩ふれあい水族館)では、ツメナシカワウソ、セイウチ、アザラシなどの海の動物たちと触れ合えるコンテンツが充実している。特に人気のゴマフアザラシとのふれあいでは、ひざ枕ができる「ゴマちゃんひざ枕体験」、至近距離で撮影可能な「アザラシタッチ」、自然体のゴマフアザラシに出会える日本初の自然観察展示「アザラシののんびりごろごろ」などを実施している。
アドベンチャーワールドは、海・陸・空の動物たち、自然とのふれあいをテーマにした和歌山県のテーマパーク。施設は「マリンワールド」、「サファリワールド」、「プレイゾーン」の3つのエリアで構成され、水族館、動物園、遊園地の機能を内包している。
世界遺産・厳島神社から程近い宮島水族館は、「いやし」と「ふれあい」を基本理念とする水族館。館内は10のゾーンに分かれ、展示する生き物は瀬戸内海を中心に350種13,000点以上にのぼる。海獣エリアではペンギンをはじめとトドやアザラシ、コツメカワウソなどを飼育し、ライブプールでは、毎日アシカライブが開催されている。
沖縄美ら海水族館の見どころは、高さ8.2メートル、幅22.5メートル、厚さ60センチメートルの巨大アクリルパネルによる世界最大級の大水槽。水槽内では、全長8.7メートルものジンベイザメやナンヨウマンタをはじめ、多種多様な魚たちが遊泳しており、沖縄の海中を再現した景色を楽しむことが出来る。また、周辺には「エメラルドビーチ」や「海岸遊歩道」といった沖縄の自然を感じることの出来るエリアも複数存在しているので、水族館以外の楽しみも充実。
マリンワールド海の中道では、東シナ海、太平洋、日本海、瀬戸内海の4つの海に囲まれ、そのすべての県が海に面している九州の海を水槽内に再現した「九州の近海」をはじめ、水の国・熊本の水と緑の空間を体験する「阿蘇 水の森」、黒潮が流れる九州南部の温暖な海を再現した外洋大水槽「九州の外洋」などが楽しめる。愛らしいラッコノ姿を眺められる「ラッコプール」も人気を博す。
ジンベエザメやサツマハオリムシなど錦江湾から南西諸島の生き物500種3万点を展示する鹿児島市の水族館、いおワールド。人気展示は、錦江湾とつながった自然の海の一部の「イルカ水路」。全長275メートル、面積7,000平方メートルに及ぶ「イルカ水路」では水族館のイルカたちがより自然に近い環境で泳いだり遊んだりしている姿を観察することが出来る。
大分マリーンパレス水族館の魅力は温泉地・別府から程近い立地と、海の生き物との距離の近さと体験型アクティビティの充実。別府湾を望む巨大なタッチプールでは大分の海の様々な魚と触れ合えるほか、2015年にはプールを自由に泳ぎ回るイルカなどと直接触れ合える新感覚ビーチ「あそびーち」がオープン。アートな遊具も設置されるているので、こどもは公園の様に遊ぶことも出来る。
九十九島水族館は九十九島パールシーリゾート内にある西海国立公園九十九島の海中世界を再現した水族館。展示点数約120種13,000匹を誇る屋外型大水槽「九十九島湾大水槽」では、水槽を囲む回廊から回遊性の魚やサメ類、エイ類などを観察することが可能。また、施設1階および2階の「クラゲシンフォニードーム」では、光と音楽、映像とクラゲの美しい姿の癒しの空間が広がる。