ジョン ローレンス サリバン(JOHN LAWRENCE SULLIVAN)の2019-20年秋冬メンズコレクションが発表された。

ポストパンクとゴシックロックが着想源

今季のインスピレーション源となったのは、ポストパンクとゴシックロック。アメリカのロックバンド「ザ・クランプス(The Cramps)」のヴォーカリスト ラックス・インテリア(Lux Interior)やブライアン・イーノ(Brian Eno)をアイコンに、彼らのスタイルをモダンに再構築した。

アニマル柄が主役

最も目を惹くのは、レオパード、パイソン、タイガー、クロコダイル...といったアニマル柄。これらのパターンは、パワーショルダーのダブルジャケットや、ヴィンテージレザーのような表情を持つ光沢感のあるコーティングコットンパンツなどに採用され、どこか挑発的な表情を覗かせている。

マーク・ロスコの絵画を連想させるカラーリング

カラーパレットは、アメリカ人アーティスト マーク・ロスコの鮮やかな絵画に着想。オレンジとレンガ色を組み合わせたシャギーなニットは、その象徴的なアイテムの1つだ。また、グリーンに彩られたパンツにベージュのロングコートを重ねたルックなど、コーディネート全体でマーク・ロスコの作品を表現するアプローチも見られた。

エッジィな小物で遊び心を添えて

スタイリングに遊び心を加える、エッジィな小物類も目を惹く。テーラードジャケットと同色のパンツを組み合わせたスーツルックには、日本のカルチャーからインスパイアされた"ハラマキ"風のアイテムをレイヤードした。新しく開発したというスクエアトゥのブーツも、個性的な足元を演出している。