コレド日本橋アネックス「レストラン サンパウ(RESTAURANT SANT PAU)」跡地にて、世界各国のスターシェフ30人による料理が月替わりで味わえる期間限定レストラン「クック ジャパン プロジェクト(COOK JAPAN PROJECT)」がオープン。期間は、2019年4月5日(金)から2020年1月までの10か月間。
「クック ジャパン プロジェクト」は、世界各国からひと月に3人×10か月間、計30名のスターシェフたちが日本の素材を用いた料理を振舞うプロジェクト。
1人のシェフがたった数日間のみ、日本の食材にそれぞれの感性や人生を反映した芸術的なコースを創り上げて提供する。メニューは、シェフの得意料理を少量多皿で出す“デグスタシオンメニュー”。シェフの個性を表した多彩な料理は、その時その場所でしか味わえない唯一無二の味だ。
スペイン、フランス、イタリア、オランダ、ペルー、メキシコ、タイ、シンガポール、アメリカ等から、現代の料理界を牽引するシェフたちが来日。世界のトップシェフが、日本の旬の素材からインスピレーションを得て料理する。ミシュラン3つ星シェフ約5名、ミシュラン2つ星シェフ約7名、ミシュラン1つ星シェフ約7名、World's 50 Best Chef 約6名を予定している。
2019年4月に来日し、「クック ジャパン プロジェクト」で腕を振るうのは、ヤニック・アレノ、ティボー・ソンバルディ、ヤコブ・ヤン・ボエルマエの3人。
記念すべき最初のシェフは、ヤニック・アレノ。フランスで唯一、“2つ”の3つ星レストランを持つヤニック・アレノは、現代フランス料理を変えたと言われるモダンフレンチの巨匠だ。パリ「バヴィロン・ルドワイヤン」と、リゾート地クールシュヴェルの「ル・1947・オー・シュヴァル・ブラン」で“3つ星”獲得。フランスをはじめ世界5ヵ国で16のレストランを持つ国際的スターシェフでもある。
ヤニック・アレノは、2013年、食材ごとに適切な温度で調理する「エクストラクション」という特許製法を生み出した。この技法により、油など他の食材を使用せず、素材の純粋な味とミネラルを引き出すことが可能に。フランス料理の真髄“ソース”の新たな可能性を開いている。
魚料理で人気を博すパリの1つ星レストラン「アントワーヌ」のシェフ、ティボー・ソンバルディエ。リヨンで魚料理の経験を積み、パリでは「クック ジャパン プロジェクト」のオープニングを飾るヤニック・アレノの下で働いた経験を持つ。
その後、魚料理を突き詰めたいと思いから、2011年セーヌ川沿いにある魚介専門店「アントワーヌ」のシェフに就任。以降、ミシュラン1つ星を維持している。
ティボー・ソンバルディエは、魚料理におけるテクニックに加え、自然のリズムや季節の素材に対する誠実さ、そして子どもの頃の記憶を呼び起こすような、懐かしさを感じる料理に定評がある。若きシェフが、日本の食材にどう挑むのか楽しみだ。
3人目は、オランダの3つ星レストラン「デ・リースト」のシェフ、ヤコブ・ヤン・ボエルマ。ベルギーの有名店でキャリアをスタートし、世界各国を回りながら国際的なシェフの元で料理技術を学んだ。その後、オランダで「デ・リースト」を開店し、わずか6ヶ月後にミシュラン1つ星を獲得。2013年以降は3つ星を維持する実力者だ。