オリジナル劇場アニメーション映画『プロメア』が、2019年5月24日(金)に全国ロードショー。
『プロメア』は、「天元突破グレンラガン」、「キルラキル」のTVシリーズを手掛けた監督・今石洋之と脚本・中島かずきがタッグを組んだ完全オリジナル劇場アニメーション映画。2人が手掛ける初の劇場長編作品でもある。2017年夏にアメリカ・ロサンゼルスで開催された北米最大のアニメイベント「Anime Expo」で、プロジェクトの立ち上げが発表され、海外のアニメファンからも注目を集めていた。
映画『プロメア』の舞台となるのは、世界の半分が消失する未曾有の事態が起きた世界。その元凶となったのは、突然変異で誕生した炎を操る人種”バーニッシュ”の出現だった。そしてその30年後、攻撃的な面々が”マッドバーニッシュ”を名乗り、再び世界に襲いかかる。犯罪と放火を繰り返す彼らに歯止めはきかない。
そんなマッドバーニッシュの放火を食い止める為、高機動救命消防隊<バーニングレスキュー>が発足。昔ながらの消化武装装甲“マトイ”を担ぎ、新人レスキュー隊員・ガロが現場へと駆け付ける。宿敵マッドバーニッシュのリーダー・リオと決着をつける為に。熱き魂をぶつかり合う、2人の戦いの結末とはーー。
キャラクターに命を吹き込む声優陣には、豪華キャストが勢ぞろい。物語の主人公となる2人の少年は、松山ケンイチと早乙女太一が抜擢された。
■主人公
ガロ・ティモス(声:松山ケンイチ)
高機動救命消防隊<バーニングレスキュー>の新人隊員でありながら、態度は誰よりも大きい。諸突猛進の筋肉馬鹿で、“火消し魂”を胸に火災の現場へと駆け付ける。
リオ・フォーティア(声:早乙女太一)
マッドバーニッシュのリーダー。そのクールな見た目とは裏腹に、特殊な炎<バーニッシュフレア>を操り全てを燃やし尽くす。
主人公ガロ・ティモスの声優を担当した松山ケンイチにインタビューを実施。映画『プロメア』の魅力や、アニメで演じることに対する思いを聞いた。
松山さんはアニメがお好きだとお伺いしました。
はい。僕はもともと小学生の頃から熱血ロボットアニメというものが好きでした。自分の生きる活力になっていたんじゃないかなって思うんです。今回出演した『プロメア』もそんな熱いアニメです。
映画『プロメア』の魅力を教えてください。
現代に合った熱さというものが表現されているところが魅力的だと感じます。現代と昔では、人が持っていた熱さの価値観が違う。今石洋之さんと中島かずきさんは、現代に合った熱さというものを敏感に捉えて、表現するのが上手いなと改めて感じました。『天元突破グレンガラン』で描かれている少年の一生懸命な熱さとか、『キルラキル』で描かれた女性の硬派な熱さも印象的でした。
“現代に合った熱さ”とはどのようなものでしょうか。
許容を持った熱さっていうんでしょうか。『プロメア』の主人公・ガロは、熱血バカな役なんですけど、人を許せる懐の広さを持ってる。これは、すごく今の人たちに見てもらいたい姿だなと。
主人公・ガロの声優に挑戦してみていかがでしたか。
とにかく当たって砕けろという感じで収録に臨みました。ガロの熱さを表現できたかは不安です。声優に関してはほぼ経験がありませんでしたので。