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映画『初恋ロスタイム』板垣瑞生×吉柳咲良×竹内涼真インタビュー、自然体で演じられた“時が止まる恋”

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映画『初恋ロスタイム』が、2019年9月20日(金)より全国の劇場で公開される。

同名小説を実写映画化

竹内涼真 インタビュー|写真1

映画『初恋ロスタイム』は、2016年に出版された仁科裕貴による同名小説『初恋ロスタイム』を実写映画化するもの。

主人公の浪人生・相葉孝司は、ある日<世界の人、モノ、車…あらゆるものが突然静止する>という不思議な現象に遭遇。そこで出会った自分の他にもう一人動くことのできる少女・篠宮時音とともに、毎日1時間だけ起きる、不思議な時間“ロスタイム”の切ない秘密に迫るラブストーリーが展開される。

板垣瑞生が初主演

竹内涼真 インタビュー|写真4

幼い頃母親を病で亡くした経験から、諦め癖のついた無気力な日々を送る主人公の浪人生・相葉考司を演じるのは、映画初主演を務める板垣瑞生。映画デビュー作『ソロモンの偽証』で日本映画批評家大賞新人男優賞受賞し、2019年は『僕に、会いたかった』『ホットギミック』などにも出演する注目の若手俳優だ。ボーカルダンスグループ「M!LK」のメンバーとしても活躍している。

竹内涼真 インタビュー|写真5

ロスタイム中に動く事が出来る少女・篠宮時音には、歴代最年少タイでミュージカル「ピーターパン」10代目主演に抜擢された吉柳咲良。その身体能力と瑞々しい演技で注目を集める彼女は『初恋ロスタイム』で初めて映像作品に出演、映画デビューを飾る。

竹内涼真が医師役で登場

竹内涼真 インタビュー|写真2

また、ロスタイムという現象を過去に経験し、この現象の真実を知る重要なカギを握る医師・浅見一生は『青空エール』『センセイ君主』に出演し、『太陽は動かない』の公開も控える竹内涼真が演じる。

板垣瑞生×吉柳咲良×竹内涼真にインタビュー

公開を前に、今回主演を務める板垣瑞生はじめ、吉柳咲良と竹内涼真の3名にインタビューを実施。それぞれの役柄について、そして役を超えた俳優としての関係についても伺った。

竹内涼真 インタビュー|写真14

<時が止まる>というファンタジック的な要素を含みながら、高校生の初恋を描いた本作。まずは、出演した感想を教えて下さい。

板垣:僕はこれほどキラキラした青春ストーリーに出演したことがなかったので、すごくフレッシュな気持ちで臨むことができました。ファンタジー的な物語でありながらも、人間の生々しさやリアルな側面もきちんと映し出しているので、他の恋愛映画にはない面白さがあるなって思います。

吉柳:私は、まだ中学生なので、一足先に高校生役を演じられたのはすごく貴重な経験でした。高校生の恋ってこんな感じなのかな?って模索しながらも、時音という役を楽しむことができたと思います。それから、まっすぐで“今を生きる”という言葉がぴったりな時音の生き方は私の理想でもあったので、演じられて本当に嬉しかったです。

板垣:そういえば、吉柳さんは、休憩の合間に中学校の宿題をこなしながら、台本もきっちり読み込んでいたよね。でも、何にも染まっていないピュアな吉柳さんだからこそ、真っ直ぐな性格の時音役をこなすことができたと思うし、そのおかげで僕も自然と役に入り込むことができました。

竹内涼真 インタビュー|写真9

竹内さんは、そんなフレッシュな2人のシーンをみてどのようにみていましたか?

竹内:初恋をした高校生が、大きすぎる試練に対して懸命になるところに、感情移入してしまいました。どうして時間が止まったのか、どうしてその2人だけが時間の中で動けたのかという核心に迫り、立ち向かっていく。僕も一緒にその試練に立ち向かうような気持で2人を見ていました。

2人の演技やシーンについてアドバイスすることはありましたか?

竹内:僕が年上だからといって、一方的にアドバイスすることはありませんでした。年齢関係なしに作品のことについてフラットに意見を交わす現場でしたね。

竹内涼真 インタビュー|写真8

板垣:現場の中でも、竹内さんは僕たちと対等な目線で意見を交わしてくれているのが分かりました。これは冷やかしではなく、本当に現場の太陽みたいな存在!

演技の中で、「僕がこうしたい」という感情があったとしたら、それを読み取った上で、「ここって大変だよな」「こんな風にすれば、次のシーンにこう繋がるんじゃないか?」と親身になって一緒に考えて下さって。気負いなく撮影に臨むことができました。

吉柳:私は、演じる前に頭で考えこんでしまうタイプなので、一度つまづくと、なんとか解決しようとまた頭で考えて行き詰まってしまうことがあるんです……。でも今回の現場では、作品やお芝居についてみなさんと沢山お話しさせていただいたので、安心して、力むことなく役に集中することができました。

それは、竹内さん、板垣さんを初めとする共演者の方が作り上げてくださった、あたたかい現場の雰囲気のお陰だったと感じています。

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