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京都国際マンガミュージアムで「イストリエタ」展、メキシコの知られざる大衆漫画文化に迫る

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京都国際マンガミュージアムの企画展「メキシコの知られざる大衆漫画「イストリエタ」展-民族文化としての漫画表現-」が、2019年12月7日(土)から2020年2月25日(火)まで、京都国際マンガミュージアムで開催される。

メキシコの知られざる大衆漫画「イストリエタ」

京都国際マンガミュージアムで「イストリエタ」展、メキシコの知られざる大衆漫画文化に迫る|写真1

中南米のスペイン語圏で用いられる「イストリエタ」とは、日本語で“漫画”を意味する言葉。「イストリア」が「歴史」や「物語」を意味する一方、「イストリエタ」という言葉には「歴史になりきれないもの」、あるいは「小さな物語」といったニュアンスが含まれており、現地の漫画が、日本のものとは些か異なる世界観を持っていることが垣間見れる。

原画や当時の雑誌・新聞を通して、その歴史を辿る

Gaby(ガビ)作,Arturo Lucero(アルトゥ ロ・ルセロ)原作,「Sensacional de luchas (素晴らしきルチャ)」,1988年
Gaby(ガビ)作,Arturo Lucero(アルトゥ ロ・ルセロ)原作,「Sensacional de luchas (素晴らしきルチャ)」,1988年

その「イストリエタ」は、メキシコで19世紀から20世紀にかけて、風刺画や娯楽読み物から広告や教育にまでまたがり、民衆の漫画文化へと広がっていくこととなる。本展では、その歴史的な歩みを辿りながら、その多岐に渡るジャンルと現在の姿を、作品の原画やそれぞれの時代の雑誌・新聞と共に展示。

Antonio Gutiérrez(アントニオ・グティエ レス)作画,Yolanda Vargas Dulché(ヨラ ンダ・バルガス・ダルチ)原作,「Clasicos de Lágrimas, risas y amor: María Isabel (マリア・イサベル)」、1985年
Antonio Gutiérrez(アントニオ・グティエ レス)作画,Yolanda Vargas Dulché(ヨラ ンダ・バルガス・ダルチ)原作,「Clasicos de Lágrimas, risas y amor: María Isabel (マリア・イサベル)」、1985年

「ユーモア」「ロマンス」「ヒロイン」「子供たち」「ヒーロー」「チャロ(メキシコのカウボーイ)」「教育」という、「イストリエタ」の多彩な世界に描かれた7つのテーマに分け、メキシコ社会の中で、市井の人々の生活と強く結びついて広がっていった“民俗文化としての漫画”のかたちに迫る。

開催概要

「メキシコの知られざる大衆漫画「イストリエタ」展-民族文化としての漫画表現-」
開催期間:2019年12月7日(土)〜2020年年2月25日(火)
会場:京都国際マンガミュージアム2階 ギャラリー4(京都市中京区烏丸通御池上ル)
料金:無料
※ただし、ミュージアム入場料(大人 800円/中高生 300円/小学生 100円が別途必要)

Photos(6枚)

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