米マーベル・エンターテイメントと、ウルトラマンで知られる円谷プロダクションとのコラボレーションが決定。2019年11月23日(土)現在開催中の「東京コミコン 2019」で明らかにされた。マーベルと円谷プロダクションの共作で、新たなウルトラマンの物語を描くコミック形式の作品が2020年に発行される予定だ。
1960年代に登場して以来、常にポップカルチャーの中心的な役割を果たしてきたウルトラマン。近年では、原作の世界から派生したオリジナルストーリーを描いた人気マンガ『ULTRAMAN』、同作を原作にしたNetflixアニメーション、「エヴァンゲリオン」で知られる庵野秀明が監督し、2021年の公開が予定されている実写映画『シン・ウルトラマン』など、その物語は50年以上に渡り、様々な形となって紡がれている。
本プロジェクトのように海を越えたコラボレーションで言えば、世界的なヒットを記録し、日本の様々なポップカルチャーが引用されている映画『レディ・プレイヤー1』でも、同作を監督したスティーブン・スピルバーグがウルトラマンの出演を希望していたという。残念ながら諸般の理由で実現しなかったものの、スピルバーグは続編製作が決定した際には、是非出演して欲しいという旨のコメントを残している。
「世界でもっとも人気のあるフランチャイズの一つとして、ウルトラマンは今日のポップカルチャー界で一番情熱的とも言えるファン層を築いてきました。(今回のプロジェクトを通じて)さらに多くのファンへ新たな物語をお届けすることをとても楽しみにしています。マーベルと同様に、ウルトラマンは現実世界を舞台とした壮大な物語を通じて、世代を超え、ファンの心を虜にしてきました。そしてそれはもはや定番としてテレビ番組、映画、玩具、ゲーム、コミックやその他いろいろな形で愛されています。来年、ウルトラマンの新たな章をお見せできることにとてもわくわくしています。」
「このたび、80年以上に渡り世界中のファンに愛される魅力的なキャラクターやストーリーを生み出し、長くエンターテイメント業界を牽引されているマーベルとの取り組みを発表できることを大変嬉しく思います。マーベルとウルトラマンの新たなストーリーを開発し、世界中のマーベルファン、ウルトラマンファン双方にお届けできることを、私自身とてもワクワクしています。せひご期待下さい。」
なお、ストーリーや制作チーム等の詳細は、後日改めて発表される予定だ。
マーベル・エンターテイメント×円谷プロダクション 「ウルトラマン」新コミックス化プロジェクト
発刊予定時期:2020年
©︎2019 MARVEL