ジェフ・ミルズ(JEFF MILLS)が新作「Where Light Ends」で、日本科学未来館館長であり宇宙飛行士の毛利衛とコラボレーションする。2013年3月27日(水)にU/M/A/Aより発売。
伝説的なテクノ・ユニットであるアンダーグラウンド・レジスタンス(Underground Resistance)の一員として活動し、脱退後もソロとしてテクノシーンを代表するDJ/プロデューサーとなっているジェフ・ミルズ。その彼が、デビューから一貫してこだわり続けてきたテーマが「宇宙」だ。
昨年、自ら主宰する音楽レーベル”Axis Records”が創立20周年を迎え、その活動の集大成として20周年記念盤「SEQUENCE」をリリースし、同時に新章へと向けた展開を開始。その第一弾となる作品が、1992年、スペースシャトル エンデバーに日本人として初めて搭乗した毛利衛とのコラボ作品だ。
ジェフと毛利の初対面は2012年。様々な意見交換の後、毛利はジェフに日本科学未来館の「Geo-Cosmos」(1000万画素を超える高解像度で、宇宙に輝く地球の姿を映し出す有機ELパネルを使った世界初の地球ディスプレイ)が展示されるシンボルゾーンで流れる音楽の制作を依頼。またジェフは、エレクトロニック・ミュージックとスペーストラベルを毛利とミックスしていくというアイデアを提案し、毛利が快諾したことによって2つの音楽プロジェクトが始動することになった。
音楽製作にあたり、実際に宇宙空間に身をおいた毛利の宇宙観を共有するため、毛利がオリジナル・ストーリーを作成し、これを元にジェフは最新作「Where Light Ends」を制作。2人の出会いによって誰も想像し得なかったコラボレーション作品が誕生した。
なお、この作品は2CDとなっており、DISC2には日本人リミキサー陣による作品が収録される予定。過去にジェフの作品をリミックスしたのは、KEN ISHIIとBEN SIMSの2人のみで、これらの楽曲も数量限定の12インチアナログとして発売されたのみ。ジェフ・ミルズの楽曲のリミックス作品が収録されるのは今回が初めてということなので、そのラインナップにも注目したい。
【作品概要】
JEFF MILLS「Where Light Ends」
[DISC 1] "Where Light Ends" オリジナルアルバム
1. T-Minus And Holding
2. STS-47; Up Into The Beyond
3. Light Of Electric Energy
4. Black Cosmic Space
5. Earth And The Geo-Cosmos
6. Life Support
7. Centerless
8. The Inhabitants
9. Deadly Rays (Of A Hot White Sun)
10. Extra Solar Planets (WASP 17b)
11. Way Back
[DISC 2]リミックス集
日本人アーティスト達によるリミックス曲を収録。
[ブックレット]
毛利衛(日本科学未来館館長・宇宙飛行士) によるオリジナルストーリーを収録したブックレットを封入、Jeff Millsによる作品解説、各リミキサーによる作品解説収録予定。