特別展「大地のハンター展 ~陸の上にも4億年~」が、2021年6月13日(日)まで、東京・上野公園の国立科学博物館にて開催される。なお、4月25日(日)から5月11日(火)までは臨時休館となる。
「大地のハンター展 ~陸の上にも4億年~」では、動物が陸に上がって4億年のうちに多様化した捕食者=ハンターに着目。動物が生きていくために必要な営みである「捕食(捕らえて食べる)」に注目し、ハンターの顎と歯の進化、ハンティングテクニックを紹介する。同時に、様々なハンターの起源と進化にも迫り、生態系におけるその役割と重要性も解き明かしていく。
会場には、大型のワニやネコ科哺乳類、鳥類、トンボやハチなど、国立科学博物館が誇る貴重な標本のコレクションを中心に、300点以上の標本を展示。白亜紀の巨大ワニ・デイノスクスから、現生の両生類、爬虫類、鳥類、哺乳類、節足動物など、太古から現代にいたるまで多彩なハンターが勢揃いする。“ハンター”と聞いてイメージしやすいライオンやトラ、サーバルから、フクロウ、タカ、ハヤブサなどの猛禽類も登場し、それぞれの特徴を浮き彫りにする。
注目は、“自然科学の至宝”ともいえる、普段はなかなか目にすることのできない貴重な標本。世界最大級のイリエワニの頭骨、絶滅してしまったニホンカワウソをはじめ、哺乳類の美しい剥製で名高いヨシモトコレクションや、両生・爬虫類標本で有名な千石コレクションなどが一堂に集結する、レアな機会となっている。
また、知られざる驚異のハンティング技術を徹底的に解明。毒を利用し自分より大きな獲物を意のままに操るハチや、体の後方部まで見えているトンボの複眼、匂いを嗅ぎ分けるヘビ類の嗅覚など、ハンティングで発揮される優れた感覚の数々を紹介する。
さらに、「大地のハンター展 ~陸の上にも4億年~」では、板垣巴留が手がける動物版青春漫画『BEASTARS』とコラボレーション。キャラクターが会場の様々な場所に出没し、展示の見所を紹介してくれる。
【詳細】
特別展「大地のハンター展 ~陸の上にも4億年~」
会期:2021年3月9日(火)~6月13日(日)
※4月25日(日)から5月11日(火)までは臨時休館
※会期等は変更になる場合あり
会場:国立科学博物館(東京・上野公園)
住所:東京都台東区上野公園7-20
開館時間:9:00~17:00(4月2日(金)からの金・土曜日は19:00まで開場)
※入場は閉場30分前まで
休館日:月曜日(3月29日(月)、5月24日(月)・31日(月)、6月7日(月)は開館)、臨時休館期間
入場料:一般・大学生 2,000円、小・中・高校生 600円、未就学児 無料
※オンラインによる事前予約(日時指定)が必要
※障害者手帳の所持者と介護者1名は無料
※本展の観覧者は、同日に限り常設展(地球館・日本館)も観覧可、ただし日時指定日の指定時刻の前に常設展を観覧することは不可(入場日時によって常設展が閉館している場合あり)
※チケットの変更・払い戻し・再発行は不可
※再入場不可
※会場内の混雑等により、入場を待つ場合あり
※チケットは特別展券売所の窓口、オンラインおよびコンビニエンスストアで購入可
■巡回情報
・新潟県立万代島美術館
会期:2021年7月3日(土)~9月5日(日)
住所:新潟県新潟市中央区万代島5-1 万代島ビル 5階
【問い合わせ先】
TEL:050-5541-8600 (ハローダイヤル)