フェンディ(FENDI)がローマ湧水の観光名所であるトレビの泉の修復をバックアップ。この慈善プロジェクトは、トレビの泉だけではなく複雑な構造のクアトロ・フォンターネ(4つの噴水)や他のローマ市内にある噴水の修復も支援するもの。ローマの遺跡を保存する活動を行う。
ローマはブランドにとって故郷であり、創設の頃からインスピレーションの源だ。フェンディ家3代目であるシルヴィア・フェンディが「私たちにこれだけ多くの物を与えてくれて、フェンディの創造的系譜の一部となったローマ。フェンディがこの古都を讃えるのは、むしろ私たちにとっての義務なのです」と語るほど、ブランドとローマの間の絆は強い。
現在、フェンディはパリの旗艦店のオープニングに合わせて、エキシビション「ザ・グローリー・オブ・ウォーター」を開催。会場はセーヌ川の岸辺、アレクサンドル3世の橋の傍らに設置され、その中ではヴィヴァルディのクラシックやコンテンポラリーなデジタル音楽、そして噴水の原音が流れている。
カール・ラガーフェルドによる初めてのプレタポルテコレクションを紹介した、1977年のショートフィルム「イストワール・ド」のリメイク版や、カールが撮影した噴水の写真などフェンディの歴史とローマの噴水についての展示を見ることができる。またエキシビション終了後に、この展覧会で流されたフィルムが収められたDVD付きのフォトブック「The Glory of Water」は、9月中旬から日本でも発売の予定。フェンディの直営店と一部のフェンディストアにて発売される。