2013年8月10日(土)より公開の、ブラッド・ピット主演の新作映画『ワールド・ウォー Z』。 プロデューサー兼主演俳優を務めたブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーらが来日し、ジャパンプレミアイベントが開催された。
本作のキーワードである「Z」の文字型に作られた特設レッドカーペットに顔を揃えたのは、先述の2人に加えて監督のマーク・フォスターと製作を手掛けたデデ・ガードナー、そして篠原涼子ら吹き替えを担当した日本の声優陣。この豪華なイベントを一目見ようと日本各地から集結した多くのファンで会場は埋め尽くされた。
クロのジャケットで決めた監督マーク・フォースターが会場に登場すると、日本人のファンに向けて「日本に戻ってこれて嬉しい」と、挨拶を述べた。続けて、主人公の妻カリン役の声を演じた篠原涼子が黒のラメ入りロングドレスを着て顔を見せると、会場からは一際大きな歓声。
篠原涼子は、「本当にすごく興奮しています。声優としてここに立たせていただいて光栄です。」と、レッドカーペットを歩いた感想を優雅に語った。
会場の熱気が最高潮に達したのは、全身ブラックのコーディネートで現れたブラッド・ピットと、同じくブラックのタイトなロングドレスに身を包んだアンジェリーナ・ジョリーが現れたとき。会場内には、この日1番の悲鳴にも似た大歓声が巻き起こった。ちなみにアンジェリーナ・ジョリー着用のドレスは、サンローラン(Saint Laurent)が彼女のために特別にデザインしたもの。
ブラッドが「みんな来てくれてありがとう!映画を楽しんで!」と語ると、アンジェリーナも「日本は大好きな国です。離れたくないわ!」と話し、それぞれ駆けつけてくれた多くのファンに感謝を述べた。ブラッド・ピットは、声で妻役を務めた篠原涼子とも挨拶を交わし、アンジェリーナが篠原涼子に日本語を教わる場面も。
ブラッド・ピットは、アンジェリーナや篠原涼子を紳士らしくエスコート。ファンへのサインや写真撮影などで交流を楽しみながら、共に全長約70mのレッドカーペットを60分かけて進んだ。名残惜しい様子を見せながら次に行われる舞台挨拶のため、TOHOシネマズ スクリーン7へ移動した。
ブラッドピットは舞台挨拶で次のようにコメントした。
「コンバンハ!暖かい歓迎をありがとう。日本のみんなはクールに、そして親切に迎えてくれて本当に感謝しています。 この映画は世界規模で繰り広げられる物語なのでスケールを保つのが大変でしたが、僕たちはその仕事を成し遂げました。本当に面白いし、この夏一番スリルのある映画だと確信しています。もう早くみんなに観てもらった方がいいね!映画が始まる前に、ここにいるみなさんに改めて感謝を伝えたいです。本当にどうもありがとう!」
今夏注目の一作を是非スクリーンで。
【映画紹介】
『ワールド・ウォー Z』
来たる《Zデー》に備えよ。その時守るのは家族か、世界か。
元・国連捜査官のジェリー(ブラッド・ピット)は妻と2人の娘と共に渋滞にはまっていた。空にはヘリコプターが飛びかい、バイクに乗った警官は猛スピードで走り抜ける。なかなか動かない車列にジェリーはこれがいつもの交通渋滞ではないことに気付く。次の瞬間、背後からもの凄い勢いで暴走するトレーラーが迫ってくる。必死で家族を守り、その場から逃げ出したジェリーだったが、すでに世界中が大混乱に陥っていた。ニュースでは、爆発的に拡大する“謎のウイルス"が日に日に感染者を増加し続け、もはや世界中の政府や軍隊の組織は崩壊していることを告げる。そんな中、かつて国連職員として世界各国の調査を行ったジェリーに“謎のウイルス"を食い止めるべく白羽の矢が立った。怯える家族の側にいたいという思いと、世界を救わなければならないという使命の狭間で、ジェリーは究極の選択を迫られる。感染の速度は加速する一方で、人類に残された時間はわずかしか残されていない。
監督:マーク・フォースター『007/慰めの報酬』
出演:ブラッド・ピット、ミレイユ・イーノス
製作:ブラッド・ピット
製作総指揮:デビッド・エリソン、ダナ・ゴールドバーグ
脚本:マシュー・マイケル・カーナハン
原作:マックス・ブルックス「ワールド・ウォー・ゼット」(文藝春秋刊)
配給:東宝東和