映画『素晴らしき、きのこの世界』が、2021年9月24日(金)より全国順次公開。
映画『素晴らしき、きのこの世界』は、幻覚作用をもたらす一方で、人間の命を救うほどの力を持っているとされる“きのこ・菌類”に迫ったドキュメンタリー作品だ。本国アメリカでは20週にわたるロングラン上映が行われ、予想をはるかに超えるヒットを飛ばした。映画批評サイト「ロッテントマト」でも100点を獲得するなど、高い評価を得ている。
映画『素晴らしき、きのこの世界』で明らかになるのは、食物としてだけでなく、様々な生命の再生や維持、アルツハイマーやがんなどの治療、環境汚染の浄化にまで役立つという“きのこ・菌類”の可能性。地球上の様々な問題に対して、応用が期待されている“きのこの偉大さ”を提示していく。
監督は、映像作家のルイ・シュワルツバーグ。ナショナルジオグラフィックやディズニーネイチャーのドキュメンタリー作品を手掛けており、“タイムラプス映像のパイオニア”と称される人物だ。
ナレーションには、アカデミー賞俳優で“きのこ好き”のブリー・ラーソンが参加。その他、菌類学者のポール・スタメッツや、ドキュメンタリー映画『フード・インク』にも出演したジャーナリストのマイケル・ポーラン、人気フードライターのユージニア・ボーンら様々な専門家が出演し、医療や治療、環境問題などに対する菌類を使った知られざる解決策を明かしていく。
予告動画は、「私の使命は菌類の言葉を見つけること」と話す、菌類学者ポール・スタメッツの声と同時に、木々に覆われた森の中でカゴを持った“きのこ狩り”中のスタメッツが登場する場面からスタート。
そして、青や黄色など鮮やかな色が可愛らしいきのこ、赤い爪のような形状がまるでエイリアンのような毒々しさのきのこ、白いレースのドレスをまとったような美しいきのこ、光を放つきのこなど、一言で“きのこ”とまとめるにはあまりにも多種多様な姿をしたきのこたちの神秘的な姿がタイムラプス映像で映し出されている。劇場ではどのようなきのこと出会えるのか、楽しみだ。
【詳細】
映画『素晴らしき、きのこの世界』
公開日:2021年9月24日(金)より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開
声の出演(ナレーション):ブリー・ラーソン
出演:ポール・スタメッツ、マイケル・ポーラン、ユージニア・ボーン
監督:ルイ・シュワルツバーグ
脚本:マーク・モンロー
配給・宣伝:アンプラグド
2019年/アメリカ/英語/ドキュメンタリー/81分/アメリカンビスタ/原題:Fantastic Fungi/日本語字幕:畑アヤ子/字幕監修:保坂健太郎(国立科学博物館 植物研究部)