エドガー・ライト監督は、『ラストナイト・イン・ソーホー』で描きたかったテーマについて「この映画のテーマは、過去を理想化するのは危険だということです。時が経つに連れ、その時代を知らない人々が当時の良い面ばかりに目を向けるような傾向があると思います。例えば、60年代はファッションやカーナビー・ストリートの時代と言われるようになり、それがオースティン・パワーズの華美な衣装のようなものへと落ちていくわけです。でもよく考えてみると、今現在に起きている悪いことというのは、すべて当時にも起きていたことなのです。」と、作品に込めた想いを語った。
エドガー・ライト監督と共同脚本家クリスティ・ウィルソン=ケアンズが、映画の舞台となったロンドンの中心地、ソーホーのロケ地を練り歩く特別映像も公開に。街並みが急速に変化する中でも、歴史ある建物や実在の場所で撮影したシーンが数多くあるようだ。
【詳細】
映画『ラストナイト・イン・ソーホー』
公開日:2021年12月10日(金)
監督:エドガー・ライト
脚本:エドガー・ライト、クリスティ・ウィルソン=ケアンズ
製作:ティム・ヴィーヴァン、ニラ・パーク
出演:アニャ・テイラー=ジョイ、トーマシン・マッケンジー、マット・スミス、テレンス・スタンプ、マイケル・アジャオ
レイティング:R15
配給:パルコ ユニバーサル映画