東京駅前・八重洲の大規模再開発のうち「八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業」により、新たな超高層大規模複合ビルが誕生。2029年1月末に竣工予定だ。
「八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業」は、東京駅前八重洲エリアに位置し、都内最大級となる約2.0haの敷地に、延床面積約39万m2の超高層大規模複合ビルを建設する事業。三井不動産、住友不動産など6社が参加し、サステナブルも意識した街づくりの実現を目指す。2023年3月にオープンした「東京ミッドタウン八重洲」および東京駅前八重洲一丁目東地区と連動し、新たな八重洲の街の賑わいを生み出していく。
地上43階、地下3階、塔屋3階の同ビルには、様々なワークスタイルに対応するオフィス、日本の文化・情報を発信する商業施設、劇場、宿泊施設、インターナショナルスクールを備える。
地下1階から3階にかけてオープンする商業施設では、オフィスワーカーや来街者が利用することのできる約50の店舗を開業予定。大型書店「八重洲ブックセンター」も新店舗を出店する見通しだ。隣接する「東京ミッドタウン八重洲」と地下1階、地上2階で接続することにより、両施設あわせて100店舗を超える商業空間となる。
また、3階から6階にかけては本格的な演劇を上演できる劇場をオープン。八重洲エリアにおける新たなエンターテインメントの発信拠点となる。
高層階の40階から43階には、1泊から中長期滞在まで幅広い宿泊に対応可能なサービスアパートメントをオープン。客室に加え、レストラン、フィットネスセンター、ビジネスサポート施設を備える宿泊施設となる。また、日英2か国語に精通したコンシェルジュ・フロントスタッフを配置し、外国人宿泊者の滞在をサポートするサービスも行う。
ビル地下1階を中心に、「東京ミッドタウン八重洲」「八重洲地下街」「京橋エドグラン」を地下通路で接続。東京駅から銀座線京橋駅まで歩いて行ける歩行者ネットワークが整備され、東京駅周辺をよりスムーズに回遊できるようになる。また、「東京ミッドタウン八重洲」および東京駅前八重洲一丁目東地区第一種市街地再開発事業と一体運用を行う地下バスターミナルも整備。日本最大級の高速バスターミナルとなる。
【詳細】
八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業
建物竣工:2029年1月末(予定)
住所:東京都中央区八重洲二丁目4番、5番、6番、7番
交通アクセス:JR「東京」駅八重洲口(徒歩3分、地下直結)、東京メトロ銀座線「京橋」駅(徒歩2分、地下直結)
主要用途:事務所、店舗、劇場、サービスアパートメント、インターナショナルスクール、バスターミナル、駐車場等
敷地面積:約19,560㎡
延床面積:約389,290㎡
階数・高さ:地上43階、地下3階、塔屋3階/約227m
フロア構成:
・40階~43階 サービスアパートメント
・3階~38階 オフィス
・10階 オフィススカイロビー
・3階~4階 インターナショナルスクール
・3階~6階 劇場
・地下1階~3階 商業施設
・地下2階~地下1階 バスターミナル