エズミ(EZUMi)の2022-23年秋冬コレクションが発表された。
着想源となったのは、オランダ・ロッテルダム生まれの建築家 レム・コールハース。ジャーナリストや脚本家として活躍し、建築家へと転身したレム・コールハースは、アメリカの「シアトル中央図書館」や中国の「CCTV(中国中央電視台)」など見る者を圧倒するユニークな建築作品を手掛けた。
今季は、そんなマルチな才能を持つレム・コールハースの作品に思いを馳せながら、エレガントなスタイルの中に一匙の“違和感”を忍ばせた、独創的なコレクションを展開する。
まず目を引くのは、トレンチコートとキルティングベストの裾同士を合わせたようなアウター。折り返すことで、キルティングベストをライナーのように中に忍ばせるスタイルと、トレンチコートの上からベストをレイヤードするようなスタイルの2パターンを楽しめる。
レム・コールハースが手掛けた建築作品のような重厚感のあるアイテムも散見された。CPOジャケットは、厚みのあるウール素材にボリューミーなローゲージニットの袖をコンビネーションしたプレイフルな一着。配色もグリーン×グレーやネイビー×ホワイトとカラーコントラストを効かせ、遊び心をプラスした。
エズミが得意とするプリーツ加工を施したアイテムにも注目したい。全面にプリーツをあしらったエレガントなワンピースは、付属のトップスを上から着用してレイヤードスタイルを楽しむことが可能。また、かぎ針編みとリブ編みで仕上げたニットトップスに、アコーディオンプリーツスカートを合わせたようなクチュールライクなワンピースも展開される。
さらに、ジャパンデニム(JAPAN DENIM)とコラボレーションしたアイテムもラインナップ。ドロップショルダーで仕上げたリラクシングなジャケットはバックに、ロング丈の巻きスカートはサイドに大胆なプリーツをあしらい、インパクトのあるデザインに仕上げた。