星野リゾートの温泉旅館ブランド「界」が、2022年8月3日(水)、大分県・由布院温泉に「界 由布院」を開業する。予約は4月13日(水)より受付開始。
国内有数の源泉数・湧出量を誇り、日本屈指の温泉観光地として多くの人が訪れる由布院温泉。その場所に誕生する「界 由布院」は、「界」の20施設目で、九州においては、大分県内の阿蘇と別府、鹿児島県の霧島に続き4施設目となる。
由布岳に抱かれた自然豊かな場所に佇む「界 由布院」は、“棚田暦で憩う宿”がコンセプト。宿は、棚田を囲むようにつくられ、季節とともに移ろい変わる棚田に広がる景色を楽しみながら、のんびりと過ごすことができる。
館内には、棚田を見下ろすテラスが設けられており、春の田植え前の水鏡、夏の新緑、秋の金色の稲穂、そして冬の藁こづみと、真向かいに広がる四季折々の季節に癒される。秋から冬にかけては朝霧に包まれた幻想的な風景に出会うこともできる。
地域の文化に触れるご当地部屋が用意されているのは「界」ならでは。「界 由布院」では、客室すべてがご当地部屋「蛍かごの間」の設えとなっている。
藁をはじめとする素材でできたかごに蛍を飼い、簡易的な照明として使用されていた「蛍かご」から着想を得た「蛍かご照明」が、この部屋の特徴だ。かごの中で淡い光が点滅し、まるでかごの中で蛍が生きているかのような風情ある雰囲気を演出する。また、大分県が真竹の生産量が日本一であることから、ヘッドボードやソファには竹を取り入れている。
客室は和室20室と露天風呂付客室20室に加えて、よりプライベートな空間を堪能できる離れ5室を用意している。
大浴場は、低刺激な泉質の単純温泉で、内風呂と露天風呂を完備。内風呂には、身体を芯から温める源泉かけ流しの「あつ湯」と、ゆっくりと湯に浸かり、心身ともにリラックスできる「ぬる湯」の2つの浴槽が用意されている。一方、露天風呂は、由布岳の景色眺めながら湯浴みを楽しむことができる。
食事は、プライベート感が保てる半個室の食事処で。
夕食では、山の恵みを堪能できる会席料理を味わうことができる。メインの台の物には、滋味豊かなスッポンの出汁に、牛、猪、鹿、穴熊の4種の肉をくぐらせる「山のももんじ鍋」が用意され、その他、竹をモチーフとした器に盛り合わせる酢の物、八寸、お造り、大分名産のかぼすのドレッシングで楽しむサラダなど、ご当地の食文化を活かした料理を提供する。
【詳細】
界 由布院
開業日:2022年8月3日(水)
予約開始日:4月13日(水)
住所:大分県由布市湯布院町川上 398 番
TEL:0570-073-011(界予約センター)
客室数:45室(和室 20室、露天風呂付客室 20室、離れ 5室)
付帯設備:ロビー、食事処、トラベルライブラリー、ショップ、湯上がり処、大浴場(男女別、露天風呂各1、内風呂各2)、棚田
料金:1泊 35,000円~(2名1室利用時1名あたり、サービス料込、夕朝食付)
アクセス:JR 由布院駅より車で約10分、大分空港より車で約60分