メゾン マルタン マルジェラ(Maison Martin Margiela)の2014-15年秋冬メンズコレクションが発表された。
今シーズンは、炭鉱と氷の町「ピラミーデン(Pyramiden)」をインスピレーションに、厳しい環境から身を守る防寒着をメゾンのテクニックを駆使して表現。極寒の町の雪景色や自然環境を思わせるコレクションを完成させた。
手を加えていない自然のままの素材を使用することで、ソリッドなシルエットを実現している。カラーはブラック、ブラウン、ベージュを中心に、鮮やかなサファイアブルーがアクセントとなった。
ベーシックなコートには、ヴィンテージレザーのスクールバッグのディテールを配し、異素材を大胆に組み合わせる。また今季は「レプリカ」のコートがファーで登場。ボリューム感たっぷりの1着は、エスキモーの姿を彷彿とさせる。
ナチュラルな素材とは対照的に、ツヤのあるブルーの生地をミックスしたテーラードジャケット、ウォータープルーフ地のコートなど人工的な質感を採り入れたアイテムも目立つ。ラストは、ブランケットにトレンチコートのパーツが取り付けられたケープを披露。まるでコートを羽織っているかのような印象的な、後姿を見せてコレクションを締めくくった。