スタジオジブリ作品の世界観を再現したテーマパーク「ジブリパーク」が、愛知県の愛・地球博記念公園に誕生。2022年11月1日(火)に開業を迎えた「ジブリの大倉庫」について特集する。
なお「ジブリパーク」は、2024年3月16日(土)の「魔女の谷」オープンをもって、5エリアすべてが揃う。
「ジブリパーク」は、国内外で多くの人に親しまれてきたスタジオジブリ作品の世界観を表現したテーマパーク。愛・地球博記念公園の未利用地や既存施設を再整備し、「青春の丘」「ジブリの大倉庫」「もののけの里」「魔女の谷」「どんどこ森」の5つのエリアを設ける。
本記事では、屋内施設「ジブリの大倉庫」にフィーチャー。三鷹の森ジブリ美術館の3倍の広さを誇る「ジブリの大倉庫」では、「映像展示室オリヲン座」、「ジブリの大倉庫ショップ 冒険飛行団」、「カフェ 大陸横断飛行」、カウンター式「ミルクスタンド シベリ あん」や、『天空の城ラピュタ』『となりのトトロ』『千と千尋の神隠し』『借りぐらしのアリエッティ』をモチーフにした展示物などを楽しめる。
「ジブリの大倉庫」に入って最初に現れるのは、カラフルなタイル装飾が施された中央階段。タイル装飾には、ススワタリなどジブリにまつわる様々なキャラクターが隠れている。また、階段の上には、映画『天空の城ラピュタ』に登場する全長約7メートルの「空飛ぶ巨大な船」が浮かぶ。
「ジブリの大倉庫」内には、映画『天空の城ラピュタ』に登場する廃墟となった庭園「天空の庭」を再現した空間も。つたと苔に覆われた壁の前には、高さ約4メートルのロボット兵が佇む。
「にせの館長室」として再現されるのは、映画『千と千尋の神隠し』の湯婆婆の執務室だ。部屋を覗き込むと、仕事に没頭する湯婆婆や緑色の頭「かしら」の姿が。床に散りばめられた油屋の誓約書や湯婆婆の仕事グッズなどもあわせてチェックしてみてほしい。
「にせの館長室」のそばにあるエレベーター1階付近には、おしらさまが佇む。大根の神様のおしらさまは、劇中で千尋を湯婆婆の元に連れて行く際、千尋が異質な存在であることに気付いた他の客から隠すように立つなど、優しい一面が印象的であった。
「ネコバスルーム」は、映画『となりのトトロ』の世界を表現した子ども向けの遊び場。温かみのある素材で作られた「ネコバス」や、大きな木の中でぐっすりと眠るトトロ、子どもサイズの「サツキちメイの家」が設置される。また、「ネコバスルーム」で遊んだ後は、もう一つの遊び場「子どもの街」へ。スタジオジブリがある東京・東小金井駅周辺の街並みや乗り物が表現されたレトロな空間だ。
映画『借りぐらしのアリエッティ』に登場する小人たちの気分が味わえる「床下の家と小人の庭」も要チェック。アリエッティ一家が暮らす家と、彼女たちの目線で見た庭が”巨大なセット”で再現されている。庭には、アリエッティ気分で写真撮影を楽しめる巨大な瓶が用意されているので、ぜひ中に入って記念の一枚を撮ってみてほしい。