2003年、1974年創業のガスプコム社からステファノマーノ(STEFANOMANO)がスタート。
ステファノマーノは1974年創業のガスプコム社のファクトリーブランド。イタリア中部のアルバアドリアティカの工房で生産。
創業者のカリノ・ガスパローニは、ミシンの販売業を営む。その知識を生かし、既製のミシンを高級カバン生産用として自社オリジナルモデルに作り直し、カバン作りを開始。独学で木枠の組み立てやミシン掛けなどを体得し、1人ですべての工程をこなすようになった。やがて彼の技術はイタリアのみならず中近東の富豪にも認められ、次第に注文が来るようになる。
1978年、長男のマッシモ・ガスパローニが父を手伝うようになった頃から、数々の有名ブランドの生産をOEMで手掛ける。マッシモは工場で働く父を見ながら、14歳のときに初めて自力でバッグを創り、現在では社長業の傍ら工房での生産管理も担当している。
次男のステファノ・ガスパローニは、その10年後の1987年から父カリノと兄マッシモの手伝いを始める。現在はデザイン担当のクリエイティブディレクターとして、熟練の職人にもデザイン意図を伝え次々と新しい商品を創り出す。
2003年秋、自社のブランドを冠したモノ創りをしたいという兄弟の夢を叶えるため、「ステファノマーノ(STEFANOMANO)」がスタート。年2回開催されるPITTI展にあわせて、自社の展示会をフィレンツェで発表している。現在、日本以外にもイタリア、英国、フランス、ロシアなどで展開。