1997年、ミーガンパーク(MEGAN PARK)がロンドンで自身のブランドをスタート。
ミーガンパーク(MEGAN PARK)は、オーストラリア生まれ。メルボルンのRMIT大学でファッションを学び、卒業後はテキスタイルデザイナーとして働き始める。
1993年にロンドンに渡り、ジバンシィ(Givenchy)やドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)、ケンゾー(Kenzo)といった有名ブランドのテキスタイルを手掛けるエージェンシーと組み、テキスタイルデザインをするようになる。
その後1997年にロンドンで自身のブランドを立ち上げる。当初はイブニングバッグとスカーフ中心のコレクションであったが、現在ではウェア、アクセサリー、キッズコレクション、ホームウェアまで展開するに至る。
ミーガンパークはMEGAN PARKブランドが世界中で認知され始めた2004年に、オーストラリアに拠点を戻しデザイン活動をしながら世界中を旅し、パリのフリーマーケット、香港の屋台、デリーのビーズマーケットといった各所からもインスピレーションを受けている。
ミーガンパークの作品には全て、インドにおいて何世代にも受け継がれている非常に熟練した職人によるハンドメイドのステッチ、ビーズ、刺繍が入っているのが特徴。コレクションで用いられている独特なプリントは、ミーガンパークがインドの熟練した職人と一緒に 3、4ケ月もかけてデザインから作りこんでいったもので、全てミーガンパークのエクスクルーシヴ。
ファブリック1枚1枚が各シーズンのテーマカラーに沿って手で染められた後、刺繍をほどこすフレームに広げられ、ハンドにより生地が縫い合わされている。ここで用いられるプリントのテクニックはハンドブロックとハンドスクリーンプリントで、訓練された職人によって各色個別に独特な色合いと柄が調合され作られていく。
Zardosi(ザルドジ)とari(アリ)といった2つの伝統的な刺繍の手法によってなされるハンドメイドの刺繍には、様々な種類のビーズ、スパンコール、クリスタル、ストーンが組み合わされており、これらの豪華なビーズ、刺繍、ハンドプリントはミーガンパークを代表するトレードマークであり、アート作品だと評されることも多い。
現在ミーガンパークのコレクションは世界中様々なショップで展開され、ファッション関係者をはじめとした高感度なファンを着実に増やし続けている。