ファブリカ アレンテジャーナ デ ラニフィシオス(FABRICA ALENTEJANA DE LANIFICIOS)はポルトガルのテキスタイルブランド。
ラグやブランケット、カーペットといったアイテムは、ポルトガルのアレンテージョ地方に残る、ヨーロッパ最後の手織りのラグ工場で、16世紀から伝わる技術と古くからの図案、柄に当時のままの手法である手織り機を使って織られている。
ポルトガルとスペインの国境近くにあるアレンテージョ地方は中世から羊飼いのマントなどウールのラグを織る工房が多く点在してた。イスラム教の支配下であったという歴史背景を持ち、色や文様など多くの影響を受けた。
オーナーのミゼット・ニールセンは1970年代にこの地方を旅した際に、この土地と手織り機によるラグに恋におち、前オーナーからこの工房を譲り受け、アレンテージョでの暮らしを始めた。
現在は70代になるニールセンが率いる3人の女性によって一枚一枚織られているが、生産量は非常に限られたもので、入手することも難しい状況が続いている。