2016年、フランス人デザイナーのレア・ディッキリー(Lea Dickely)とベトナム系アメリカ人デザイナーのフン・ラ(Hung La)が、ロンドンでカイダン エディションズをスタート。
カイダン エディションズはロンドンのファッションブランド。
ブランド名は、1964年に放映された小林正樹によるオカルト映画「怪談」より着想を得た日本語の“怪談”。風変わりなマテリアルと怪談というカルチャーを合わせることで、映画の異様で超常的な雰囲気を呼び起こした様なデザインが特徴。
2016年にブランドをスタートし、我々の生きる現在を映すコレクションを発表。その過程として、怪奇話の不気味さや幽霊などをブランドなりに再解釈している。
2022-23年秋冬コレクションを最後に、ブランドの活動を休止している。
レア・ディッキリーは、プリントスペシャリストとしてリック・オウエンス、アレキサンダー・マックイーンなどと働いた経験を持つ。フン・ラは、バレンシアガやセリーヌのアトリエでウィメンズデザイナーとして活躍した。
なお、2人はアントワープ王立芸術アカデミーで出会い、2008年から2009 年にかけて卒業。その後、パリに4年間滞在した。現在はロンドンを拠点に活動している。