ラッツェル アンド ウォルフ(RÄTHEL & WOLF)は、サリ・ラッツェル(Sari Rathel)とリカルダ・ウォルフ(Ricarda Wolf)という2人のデザイナーによる、ロンドンを拠点とするジュエリーブランド。
身体に直接呼応するクリエーションを特徴としており、既存のジェンダー・アイデンティティや身体に関する認識、ジュエリーデザインへの慣習と可能性を覆すような、新しいフォルムのデザインを探求している。イヤリングは張力式やクリップ式により、引っ掛けるように着用し、ピアスホールの必要がなく、身体に調和するデザインとなっている。
2019年春夏コレクションにおいても、“肉体”の再定義を引き起こすポストヒューマンのアイディアからインスパイア。人工器官や肉体の再生、急激な延命、精神転送、人体の冷凍保存といった、テクノロジーによって変わりゆく“人体”の概念に異議を唱えるかのように、物理的な感覚と金属の重さを計算したスカルプチャーデザインを提案している。
2人のデザインに携わることに対する愛情は、建築、アート、ファッションと、多岐にわたるプロジェクトを通し表現された。身体を反映するアートやパフォーマンス、リーディングなど、ユニークなローンチイベントを通して、ラッツェル アンド ウォルフならではのジュエリーデザインの世界観をシェアしている。
また、デザイナーのポーラ・クノールとコラボレーション。コレクションのステートメントともなるジュエリーピースを製作している。
さらに、名誉あるイエール国際フェスティバルのファッションジュエリー部門にノミネートされ、2018年のロンドンファッションウィークでは、スワロフスキーがスポンサーとなってプレゼンテーションを行った。2018-19年秋冬シーズンのニューヨークファッションウィークでは、International Trade部門にゲストとして招待された。