2003年、「イッサ ロンドン」のブランド名でロンドンコレクションにデビュー。
イッサ(ISSA)はロンドンを拠点としたブランド。
シルクジャージー素材にダイナミックなプリントデザインを施したプリントのドレス、ワンピース、着物からインスピレーションを受けたキモノドレスなどが人気。多彩なカラーのもと、アニマル柄、シェル柄、蝶柄、スイセンのモチーフなどプリントデザインが高く評価されている。
女性の体を美しくしなやかに見せるシルエットで、軽やかさに加え洗練された雰囲気が特徴。そのデザインの美しさからしばしばダイアン フォン ファステンバーグのワンピース、ラップドレスと比較される。(※通常イッサロンドンのワンピースはラップドレスではない)
ブランド名に引用されている「Issa」という言葉は、ブラジル語で、「パーフェクト・ウェーブに乗ったサーファーの歓喜の声」を意味したもの。デザイナーが祖国ブラジルのビーチで感じたその喜びや高揚感が、イッサ ロンドンのブランド・フィロソフィーの真髄となっている。
創業者はブラジル出身のダニエラ・イッサ・ヘラエル(Daniella Issa Helayel)。ブラジルのリオ・デ・ジャネイロで生まれ、ファッションを学ぶ。ニューヨークに渡り、ファッション工科大学(FIT)で学び、その後、アメリカでファッションのキャリアをスタート。
2000年、ロンドンに渡り、自身の会社をスタート。2001年にパリで初めてコレクションを披露。2003年、「イッサ ロンドン」のブランド名でロンドンコレクションにデビュー。
2008年、イッサ ロンドンの2009年春夏コレクションでは、ナオミ・キャンベルが10年ぶりにランウェイに登場。フィナーレで白いハイスリット・ドレスを着て話題となる。2010年、キャサリン妃が婚約発表の時にイッサのドレスを着て話題を集める。
2013年、イッサ ロンドンの創設者のダニエラ・ヘラエルが辞任。ダニエラ・ヘラエルは、新ブランド「デラ(Dhela)」を立ち上げている。
後任としてブルー・ファリアが就任。ブルーは、セントマーチンズを卒業後、ステラ マッカートニーをはじめとした数々のブランドで経験を積み、特に前職のクロエでは、フィービー ファイロのもとで6年間デザインチームに貢献した。
2017年、百貨店をグループ「ハウス・オブ・フレーザー」がイッサを買収。