⿃取の町で清掃員として働いている⼥性・のり⼦は、いつもひとりぼっち。ある⽇、仕事で訪れた病院で、⼊院患者の理映⼦から「姫路にいる私の娘をここに連れてきてほしい」と頼まれた彼⼥は、何かに突き動かされるように姫路へと向かう。
のり⼦が⾒つけることができた少⼥・ハルは、森の中で秘密基地を作って遊ぶ⾵変わりな⼥の⼦だった。初対⾯ののり⼦の顔を⾒て、「トンボ」というあだ名をつけるハル。さまざまな⼈たちと出会いながら、姫路から⿃取まで⼀本道の国道29号線を進んでいく2⼈の旅がはじまった。
映画『ルート29』は、ひとりぼっちの主人公トンボが、風変わりな女の子ハルを連れ出して旅に出るという不思議な感動ロードムービー。綾瀬はるかを主演に迎え、本作が『こちらあみ子』に続き長編2作目となる森井勇佑が監督を務める。森井が詩人・中尾太一の「ルート29、解放」にインスパイアされ制作した作品となっている。