日本の歴史を陰で常に動かしてきた“忍者”。栄華を誇った彼らだったが、戦後GHQによって組織を解体され消滅した。しかし、現代でも忍者は秘密裏に存在し、日常に潜み、世界中で暗躍している。その数は20万人とも言われる。ただ、末端の忍者は仕事にありつけないことも多く、「NIN(ニン)」所属の下忍・雲隠九郎もその1人だった。ボロアパートで暇を持て余す暮らしをしていた九郎は、ある日、重大な“忍務(にんむ)”を言い渡される。それは戦後70 年以上に渡り地下に潜り続けている、謎の組織を調べること。
組織の名は「アンダーニンジャ」。通称「UN」。「UN」が潜んでいるという情報を得て、講談高校に学生として潜入する九郎。クラスメイトの野口彩花は高校生らしからぬ言動をする九郎を不審に思うも、何故か少し気になってしまう。そんな最中、「UN」によって、「NIN」の“精鋭”忍者たちが次々に襲われていく。「UN」の目的は一体何なのか? そしてついに、講談高校での襲撃が始まる…!想像を超える戦いに巻き込まれていく、現代忍者・九郎と女子高生・野口の運命は!?
映画『アンダーニンジャ』は、現代の日本で暗躍する忍者の闘いを描いた、花沢健吾の同名漫画を実写化した作品だ。監督・脚本を務めるのは、福田雄一。忍者の主人公を山﨑賢人、忍者の闘いに巻き込まれるヒロインの高校生を浜辺美波が演じる。