ジョルジオ アルマーニ(Giorgio Armani)によるショートフィルムプロジェクト「Films of City Frames」が開催される。このプロジェクトでは、映画監督の卵たちが都市の風景と感情的な情景をアルマーニのアイウェアをフィルターとして描く。
後進の育成を目的にイタリアの若手デザイナーによるファッションショー開催を支援してきたジョルジオ・アルマーニが、今度はアメリカのニューヨーク大学と南カリフォルニア大学や、パリ、ロンドン、ローマ、そして香港のフィルム・スクールに在学中の映画監督志望の学生たちを支援。
実は、ジョルジオ アルマーニ社と映画の関係は長く、リチャード・ギアが主役を務めた1980年の『アメリカン・ジゴロ』の衣装提供からはじまり、最近ではレオナルド・ディカプリオ主演の『ウルフ・オブ・ウォールストリート』の衣装制作にも関わっている。「Films of City Frames」は「映画界の若い才能を支援し、ジョルジオ アルマーニと映画の世界をアイウエアという目を通して結びつけたい」というアルマーニの考えで実現した。
また、2014年度アカデミー賞外国語作品賞を受賞した『グレート・ビューティー/追憶のローマ』のパオロ・ソレンティーノ監督も、この若手育成プロジェクトを全面的にサポートする。プロジェクトをキックオフするのは、ソレンティーノ監督の助監督を務めるピエロ・メッシーナ。メッシーナのショートフィルムは2014年3月19日(水)から特設サイトで公開。その後、フィルムスクールの学生たちが制作したショートフィルムが夏以降続々と公開される予定となっている。
ジョルジオ アルマーニのアイウエアを通して見る景色を映した、若者によるみずみずしい作品は要チェックだ。