展覧会「伊達政宗と杜の都・仙台─仙台市博物館の名品─」が、宮城県美術館にて、2023年4月26日(水)から6月18日(日)まで開催される。
仙台市は、市街地や近郊の緑豊かな景観から、「杜の都」とも称されている。その景観は、仙台城の御裏林(おうらばやし)であった青葉山や、城下に形成された武家の屋敷林、そして周辺の村落や山林など、江戸時代より育まれてきた緑地を軸に構成されてきた。
このように現在の仙台市は、江戸時代に形成された旧城下を礎として、明治時代以降に発展してきた歴史を有している。そして、今に続く仙台の発展の礎を築いたのが、仙台藩初代藩主であり、仙台城と城下の建設に本格的に着手した伊達政宗であった。
展覧会「伊達政宗と杜の都・仙台─仙台市博物館の名品─」では、仙台市博物館の所蔵品のなかから、狩野安信《伊達政宗画像》や《黒漆五枚胴具足(伊達政宗所用)》(重要文化財)など、伊達政宗と仙台城の歴史にまつわる資料を紹介。また、「杜の都」 のルーツとなる景観に着目しつつ、江戸時代に描かれた絵図なども展示する。
さらに、仙台を代表する歴史的な文化財「慶長遣欧使節関係資料」(国宝)より、実在の日本人を描いた、日本国内に残るもっとも古い油彩画とされる《支倉常長像》や、《ローマ教皇パウロ五世像》なども公開する。
第40回全国都市緑化仙台フェア開催記念「伊達政宗と杜の都・仙台─仙台市博物館の名品─」
会期:2023年4月26日(水)〜6月18日(日) 会期中に一部作品の展示替えあり
[前期 4月26日(水)〜5月21日(日) / 後期 5月23日(火)〜6月18日(日)]
会場:宮城県美術館 本館 2階 展示室3・4
住所:宮城県仙台市青葉区川内元支倉34-1
開館時間:9:30~17:00(観覧券の販売は午後4時30分まで)
休館日:月曜日(5月1日(月)は開館)
観覧料:一般 800円(700円)、学生 400円(300円)、高校生以下 無料
※( )内は20名以上の団体料金
【問い合わせ先】
宮城県美術館
TEL:022-221-2111