企画展「ビュフェの旅—新しい風景の発見」が、静岡・長泉のベルナール・ビュフェ美術館にて、2025年4月5日(土)から7月22日(火)まで開催される。
20世紀後半のフランスを代表する具象画家として知られる、ベルナール・ビュフェ。ビュフェは生地パリで評価を確立したものの、アトリエを幾たびも移した画家であった。南フランスのナンスやエクス=アン=プロヴァンス、北フランスのサン=カストなど、フランス国内で拠点を変え、それぞれの土地の景色を描いた。
ビュフェは、フランス国外にアトリエを構えることはなかったものの、アメリカやイギリス、イタリア、日本、ギリシアなど、世界各国を仕事やプライベートで訪れている。こうしたなかでビュフェは、フランスとは異なる街や自然の様子に触発されて、風景画を手がけることになった。
企画展「ビュフェの旅—新しい風景の発見」は、ビュフェの風景画に焦点を合わせる、初の展覧会。《ヴェネツィア:大運河》や《ニューヨーク:国連ビル》、《ピサ、洗礼堂、大聖堂、斜塔》、《サンクト・ペテルブルク、キキン邸》など、初期から晩年まで描いた風景画約90点を通して、作品の変遷をたどってゆく。
企画展「ビュフェの旅—新しい風景の発見」
会期:2025年4月5日(土)~7月22日(火)
会場:ベルナール・ビュフェ美術館 新館 2F
住所:静岡県長泉町東野クレマチスの丘515-57
開館時間:10:00~17:00(入館は閉館30分前まで)
休館日:水・木曜日(祝休日の場合は開館し、金曜日に休館)
入館料:大人 1,500円(1,400円)、高校・大学生 750円(650円)、中学生以下 無料
※( )内は20名以上の団体料金
■同時開催
・企画展「いま私とともにあるもの—美術の中の‘ひと’とその‘周り’」
【問い合わせ先】
ベルナール・ビュフェ美術館
TEL:055-986-1300