展覧会「響きあう絵画 宮城県美術館コレクション カンディンスキー、高橋由一から具体まで」が、福岡の久留米市美術館にて、2025年2月8日(土)から5月11日(日)まで開催される。
萬鉄五郎や松本竣介といった日本の近現代美術、パウル・クレーやヴァシリー・カンディンスキーをはじめとするドイツ近代美術など、約7,000点におよぶコレクションを擁する宮城県美術館。展覧会「響きあう絵画 宮城県美術館コレクション カンディンスキー、高橋由一から具体まで」では、その収蔵作品を代表する74点を公開する。
宮城県美術館の日本近代洋画コレクションの始まりとなったのが、日本洋画の開拓者・高橋由一が宮城県庁から依頼を受けて手がけた《宮城県庁門前図》だ。本展では、同作に加えて、東北ゆかりの画家である萬鉄五郎の《風景・春》や松本竣介の《画家の像》など、近代洋画の数々を展示する。
宮城県美術館は、日本国内でも有数のドイツ近代美術コレクションを有している。会場では、同館を代表するカンディンスキー《カーニバル・冬》を筆頭に、クレーの《力学値のつりあい》といった作品を目にすることができる。
さらに本展では、エッセイ「きまぐれ美術館」で知られるコレクター・洲之内徹が最期まで愛蔵し、宮城県美術館が収蔵することになった「洲之内コレクション」より、靉光《鳥》や海老原喜之助《ポアソニエール》といった作品を公開するほか、元永定正らが参加した前衛美術団体「具体美術協会」をはじめとする戦後美術作品も紹介する。
展覧会「響きあう絵画 宮城県美術館コレクション カンディンスキー、高橋由一から具体まで」
会期:2025年2月8日(土)〜5月11日(日)
会場:久留米市美術館 2F
住所:福岡県久留米市野中町1015 石橋文化センター内
開館時間:10:00〜17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜日(2月24日(月・振)、5月5日(月・祝)は開館)
観覧料:一般 1,000円(800円)、65歳以上 700円(500円)、大学生 500円(300円)、高校生以下 無料、前売 900円
※( )内は15名以上の団体料金
※障害者手帳などの持参者および介護者1名は無料
※上記料金にて石橋正二郎記念館も観覧可
【問い合わせ先】
久留米市美術館
TEL:0942-39-1131