東京・TBS赤坂ACTシアターで上演されている舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』の新ハリー・ポッター役として、稲垣吾郎が2025年7月公演より、平岡祐太が2025年8月公演より登場する。また、公演期間を2025年10月まで延長する。
東京で2022年に開幕して以来、多くの観客を魅了してきた『ハリー・ポッターと呪いの子』は、総観客数110万人を突破、通算公演数1,100回を達成したロングランの舞台作品だ。「ハリー・ポッター」シリーズの原作者・J.K.ローリングが、自ら演出家のジョン・ティファニー、脚本家のジャック・ソーンとともに作り上げたオリジナル・ストーリーが繰り広げられる。物語は『ハリー・ポッターと死の秘宝』から19年後を描いており、37歳になったハリー・ポッターと、その次男アルバス・ポッターを軸に物語が動いていく。
ロンドン、ニューヨーク、サンフランシスコ、オーストラリア・メルボルン、ドイツ・ハンブルク、カナダ・トロント、そして東京で上演された『ハリー・ポッターと呪いの子』は、英国演劇界の最高名誉ローレンス・オリヴィエ賞、米国演劇界最高名誉トニー賞を含む60以上の演劇賞をこれまで世界中で獲得。
大きな見所となるのは、次々と舞台上で繰り出される魔法の数々だ。また、作り込まれた舞台美術や衣裳、ドラマティックな音楽も相まって、まるで魔法ワールドの中に足を踏み入れたような感覚を体験することができるのが醍醐味となっている。
東京での上演4年目を迎える2025年、新たにハリー・ポッター役として、稲垣吾郎がキャスト入りを果たす。これまで稲垣吾郎は、4度目の再演となった舞台『No.9 ー不滅の旋律ー』で主演を務めた他、映画『正欲』『半世界』『あんのこと』にも出演し、多彩な作品で独特の存在感を放ってきた。
稲垣は出演に向けて「ハリーは多くの方が演じてきた役ですので、世界観は崩さずに、けれど自分がやるからには新しい『ハリー・ポッター』をお届けしたいと思います。回を重ねて自分のライフワークの作品にできたら嬉しいです」と意気込みを語っており、どのようなハリー・ポッターを見せてくれるのか、今から期待が高まる。
さらに、2025年8月公演からの新キャストとして、平岡祐太もハリー・ポッター役を演じる。映画『忌怪島/きかいじま』『夏目アラタの結婚』などの話題作に出演してきた平岡は、元々観客として舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』を観劇していたという。「観劇した際、息子のアルバスとどんな親子関係を築けるかによって作品が大きく変わってくるとも感じたので、アルバス役の方々や共演者の方々とコミュニケーションを重ねながら、自分ならではのハリー像も見つけていきたいです」とコメントを寄せている。
加えて、2025年7月公演からは、約1年ぶりに大貫勇輔がハリー・ポッターとしてカムバック。2025年夏以降は、稲垣吾郎・平岡祐太とともにトリプルキャストで舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』を盛り上げていく。
ハリー・ポッター役の他にも、2025年7月公演から新たなキャストが仲間入り。魔法界の偉大な魔法使い・ダンブルドア役は、これまでミュージカル『オペラ座の怪人』のファントム役や『ミス・サイゴン』のエンジニア役など数々の役柄で活躍してきた市村正親が演じることとなった。また、ハーマイオニー役は松井玲奈と奥村佳恵、ロン役は上山竜治とお笑いコンビ「ライス」の関町知弘が演じる。
なお、2025年6月公演までは、ハリー・ポッター役の平方元基、吉沢悠をはじめとする3年目キャストで上演を継続する。