特別展「没後50年 矢代幸雄と大和文華館 ー芸術を愛する喜びー」が、奈良の大和文華館にて、2025年4月12日(土)から5月25日(日)まで開催される。
1960年に開館した大和文華館の初代館長を務めた美術史家、矢代幸雄(やしろ ゆきお)。イギリスやイタリアに留学して初期ルネサンス美術を研究し、ロンドンでは大著『サンドロ・ボッティチェルリ』を出版した矢代は、帰国後、西洋美術から東洋美術へと目を転じ、日本・東洋美術の価値を広く伝えようとした。
東洋古美術を主体とする大和文華館のコレクションは、矢代が蒐集した美術作品を中核としている。特別展「没後50年 矢代幸雄と大和文華館 ー芸術を愛する喜びー」では、矢代が蒐集した初期のコレクションとともに、関連する作品を公開。国宝《婦女遊楽図屏風(松浦屏風)》や《雪中帰牧図》など、94件の作品を紹介しつつ、矢代の東洋美術研究の足跡と視点を探ってゆく。
特別展「没後50年 矢代幸雄と大和文華館 ー芸術を愛する喜びー」
会期:2025年4月12日(土)~5月25日(日) 会期中に展示替えあり
[前期 4月12日(土)~5月6日(火・振) / 後期 5月8日(木)~25日(日)]
会場:大和文華館
住所:奈良県奈良市学園南1-11-6
開館時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜日(5月5日(月・祝)は開館)、5月7日(木)
入館料:一般 1,100円、高校・大学生 770円、小・中学生 無料
※20名以上の団体は相当料金の2割引、引率者1名無料
※障がい者手帳の所持者および同伴者1名は2割引
【問い合わせ先】
大和文華館
TEL:0742-45-0544