特別展「生誕150年記念 上村松園と麗しき女性たち」が、東京の山種美術館にて、2025年5月17日(土)から7月27日(日)まで開催される。

上村松園などが描いた女性像を紹介

清らかで気品に満ちた美人画を残した日本画家、上村松園。明治8年(1875年)京都に生まれた松園は、外形の美しさばかりでなく、精神性を伴った独自の女性像を、生涯にわたって描き続けた。その理想は、「一点の卑俗なところもなく、清澄な感じのする香高い珠玉のような絵こそ私の念願」という言葉にも表れているだろう。

特別展「生誕150年記念 上村松園と麗しき女性たち」は、松園の名品を一堂に集め、その画業を紹介する展覧会。あわせて、小倉遊亀や片岡球子など、松園と同時代の画家から現在の若手作家まで、女性の姿を描いた作品も展示する。

上村松園、初期から晩年までの優品が一堂に

本展では、松園の初期から晩年にいたる優品22点を公開。日本有数の松園コレクションを誇る山種美術館の所蔵作品を中心に、代表作である《新蛍》や《砧》、松園の芸術の粋ともいえる《庭の雪》のほか、《蛍》、《春芳》、《牡丹雪》などの作品を紹介する。

鏑木清方らの作品も

また、鏑木清方の《伽羅》、小倉遊亀の《舞う(舞妓)》や片岡球子の《北斎の娘おゑい》など、女性を描いた日本画作品の数々も目にすることができる。

展覧会概要

特別展「生誕150年記念 上村松園と麗しき女性たち」
会期：2025年5月17日(土)～7月27日(日)
会場：山種美術館
住所：東京都渋谷区広尾3-12-36
開館時間：10:00～17:00(入館は16:30まで)
休館日：月曜日(7月21日(月・祝)は開館)、7月22日(火)
入館料：一般 1,400円(1,200円)、高校・大学生 1,100円(1,000円)、中学生以下 無料(付添者の同伴が必要)
※障がい者手帳、被爆者健康手帳の提示者および介助者(1名)は、一般 1,200円(1,000円)
※( )内は前売料金
※きもの特典：きものでの来館者は、一般 200円引き、高校・大学生 100円引き
※複数の割引・特典の併用不可

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