特別展「日本画の名作展 大観と春草から杉山寧を中心に」が、ひろしま美術館にて、2024年8月31日(土)から10月14日(月・祝)まで開催される。
日本画は明治時代以降、西洋の絵画技法が日本にもたらされたことを契機に、従来の伝統的な絵画を見直すとともに、新しい表現を生みだしていった。特別展「日本画の名作展 大観と春草から杉山寧を中心に」では、横山大観や菱田春草、上村松園、東山魁夷など、明治時代から昭和時代にかけての日本画の巨匠による作品を紹介する。
本展では、横山大観と菱田春草による作品を35点紹介。大観や春草は、思想家・岡倉天心の指導のもとで在野の美術団体「日本美術院」を結成し、新しい時代の日本画を模索した。会場では、大観の《松韻濤声》や《神嶺不二山》、春草の《梧桐小禽》や《松間の月》といった作品を目にすることができる。
また、第二次世界大戦後における日本画の展開も。杉山寧や加山又造といった日本画家は、日本画の伝統にとらわれず、西洋的な厚塗りによる重厚な表情や、エアスプレーといった新しい技法などによって、日本画表現を革新した。本展では、杉山や加山による作品も展示する。
特別展「日本画の名作展 大観と春草から杉山寧を中心に」
会期:2024年8月31日(土)~10月14日(月・祝) 会期中無休
会場:ひろしま美術館
住所:広島県広島市中区基町3-2
開館時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
入館料:一般 1,500円(1,300円)、高校・大学生 1,000円(800円)、小・中学生 500円(300円)、未就学児童 無料
※( )内は、前売および20名以上の団体料金
※障がい者手帳の提示者本人および同伴者1人は観覧無料
※65歳以上は1,300円(受付にて要証明)
※本展の入館券でコレクション展示も観覧可
■出品作家
円山応挙、横山大観、川合玉堂、菱田春草、上村松園、橋本関雪、川端龍子、前田青邨、土田麦僊、小野竹喬、福田平八郎、金島桂華、小倉遊亀、徳岡神泉、児玉希望、伊東深水、上村松篁、東山魁夷、杉山寧、加山又造
【問い合わせ先】
ひろしま美術館
TEL:082-223-2530