監督ポール・トーマス・アンダーソンの最新作、映画『インヒアレント・ヴァイス』が2015年4月18日(土)より日本公開されることが決定した。主演に鬼才ホアキン・フェニックス、原作は天才覆面作家トマス・ピンチョン。
今作は、「ザ・マスター」のシリアスさとは一変、今作は愉快なコメディータッチ。マリファナに堕落しながらもどこか憎めない、ゆるふわアフロのヒッピー探偵“ドック”が、70年代のロサンゼルスを舞台に、元恋人の依頼を受け思わぬ巨大な陰謀に巻き込まれていく。
主演のホアキン・フェニックスはアンダーソン監督とは「ザ・マスター」以来2度目のタッグ。「ザ・マスター」での怪演ぶりはアカデミー賞主演男優賞にもノミネートされた。また、原作作家トマス・ピンチョンはこの映画で初めて自身の作品の映画化を許可。まさに天才たちの夢のタッグが実現した形となった。
すごいのは監督や主演だけではない。ジョシュ・ブローリン、オーウェン・ウィルソン、リース・ウィザースプーン、ベニチオ・デル・トロと数々の映画で圧倒的な個性を放つ俳優たちがそろい踏み。ホアキンに負けない怪演ぶりを見せてくれそうだ。
また、映画全編をレインボーカラーに彩る、1970年代のポップ・カルチャーも必見。アカデミー賞衣装デザイン賞にもノミネートされたお墨付きだ。“最高に愉快で、最高にふしだら!” -ロサンゼルス・タイムス-。世界で唯一ベルリン国際映画祭、カンヌ国際映画祭、ヴェネツィア国際映画祭、3大映画祭全てで監督賞に輝くポール・トーマス・アンダーソンが贈る、不都合な世界に浸って欲しい。
■ストーリー
ヒッピー探偵“ドック”の前に現れた元カノのシャスタ。 不動産王の愛人となった彼女は不動産王の妻とその恋人の悪巧みを暴いて欲しいとドックへ依頼する。 金にならなくても、最高の女の為なら、一肌脱ぎたい。 しかし、シャスタは失踪。ドックは殺人容疑の濡れ衣であっさり逮捕。 このままじゃ引き下がれないドックはヒッピー嗅覚で、きなくさい陰謀へと近づくが。 怪しげな風俗店、不穏な土地開発、ドラッグに洗脳。 事件と事件と事件が交錯し、物語は奇妙な状況へ。 果たしてこの事件の先に、“愛”はあるのか!?
【作品概要】
インヒアレント・ヴァイス
公開日:2015年4月18日(土)
監督:ポール・トーマス・アンダーソン
原作:トマス・ピンチョン「L.Aヴァイス」
出演:ホアキン・フェニックス、ジョシュ・ブローリン、オーウェン・ウィルソン、リース・ウィザースプーン、ベニチオ・デル・トロ