■2日目
ランウェイには、イラストが描かれたウェアがあふれた。その中には、女優・宮沢りえによるものも…。中綿入りのユニークなボリュームコートからスタートしたが、徐々にオールブラックのルックを揃え、ヨウジヤマモトらしい世界観に。ワンウォッシュのデニムなど、アメリカン・ヴィンテージを連想させるウェアとの融合も特徴である。
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「遊牧民の生活」からインスピレーションを得た今季は、3部構成で展開。 はじまりは、草木のグリーン、土や岩のボルドー、湖のブルー、太陽のオレンジなどを混ぜ合わせた民俗色の強いニットを主役に。中盤に入ると、写真家・平澤賢治とのコラボレーションアイテム、続いてサイクリングに焦点を当てたウェア、そして最後は最先端の素材を使用したベーシックなスーツを並べて、フィナーレを迎えた。
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今シーズンは、カシミアやベルベットなど、ラグジュアリーな素材を起用。ラペルだけ別色に染めたカシミアジャケットや、リアルファーのパッチワークジャケットなどが登場した。レオパードプリントもキーとなり、コートやソックスなどに使用されている。
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原理と道楽、建築と野生…様々な二項対立を背景に、コレクションを形成したリック・オウエンス。個性的なフォルムを作り上げたロングパーカーや、アシンメトリーなテイラードジャケットなどに、パンチのあるボトムスを合わせて、複雑なコーディネートを披露した。足元には、アディダスのスニーカーを起用。今季は珍しく、シェルトゥのベーシックなタイプが使用された。
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ジャケットオンジャケットや、コートオンコートといった個性的な着こなしを披露した、ジュリアン デイヴィッド。ショーでは、カジュアルなスウェット素材を積極的に採用し、コートの首元にさらりと巻いた肉厚なパーカーや、ボンディング加工を施したパンツなどがラインナップした。
ブルーやレッドに、色褪せたようなオレンジ、ベージュを掛け合わせて、カラフルなコーディネートを提案。サイドにスナップボタンのついたパンツ、ウエストラインから大胆なカッティングを施したロングコート、毛羽立ったガウンコートなど、アイテムも一癖あるが、ジャケットの上にカーディガンを羽織った着こなしも、新鮮に映った。
■1日目
モノトーンのフォーマルなスタイルから始まった今季。続くのは、アウトドアの精神とパンクの要素を掛け合わせたエッジィなルックの数々。コートには幾何学模様が添えられ、テーラードスーツにはチェック柄が重なり、アウタージャケットにはスタッズをあしらった。メタルパーツを並べた、クラッチバッグやレザ―シューズにも注目。
ジャケットまたはロングコートのスタイルに、光沢のあるベルベットやレザ―を差し込み、独創的な世界観を構築。細く長いロープを編み込んだシャツや、センターラインで切り替えを施したクルーネックニットなど、個性的なアイテムが揃った。
今季のルシアン ペラフィネは“スヌーピー”をデザインに起用。オレンジやブルーで染め上げた上質なカシミアニットの上に、チャーミングな“スヌーピー”をのせて、ユーモラスなウェアを提案した。グリーンやピンクなど、いくつもの色彩で描いた、アイコンスカルモチーフのニットも展開。
パンツをソックスの中に入れて、きゅっと萎まったフォルムを継続して展開。そんなボトムスは、ミリタリージャケットなど、ストリート色が強いアウターとマッチさせ、間にプリントやパッチワークでポップな色でアクセントをプラス。