インド映画『PK』が、2016年10月29日(土)より、新宿シネマカリテやエビスガーデンシネマなど、全国の劇場で公開される。
映画『きっと、うまくいく』のラージクマール・ヒラニ監督と主演のアーミル・カーンが再びタッグを組んだ本作は、世間の常識を全く知らない奇妙な男の周りに起こる出来事を、笑いも涙も詰めて描き出すヒューマンドラマだ。全世界での興行収入は驚異の100億円を突破、アメリカの映画批評家サイト「Rotten Tomatoes」でも93%の高評価を得ている。
留学先で悲しい失恋を経験し、母国インドでテレビレポーターをする女性ジャグーは、ある日地下鉄で黄色いヘルメットを被り、大きなラジカセを持ち、あらゆる宗教の飾りをつけてチラシを配る奇妙な男を見かける。チラシには「神さまが行方不明」の文字。ネタになると踏んだジャグーは、その男を取材することに。
奇妙な男の名は、ヒンディー語で“酔っ払い”を意味するPK。服の着方、お金の使い方など、世間の常識を全く知らず、見るものすべてに興味をもつ好奇心旺盛な変わり者だ。そんなPKが失くした“ある大切な物“を見つけるために、何でも知っている「神様」を探す旅が始まるのだがーー。
実は彼の正体は、宇宙人。神や宗教といった概念とは全く無縁の惑星から来たPKは、その星で宇宙飛行士をしていたかなりの秀才。その賢さと旺盛な好奇心が、積極的で魅力のあるキャラクターを示している。
世間の誰もが”常識”として片付けていた問題に純粋な心で疑問を投げかけるPKに、最初は馬鹿にしながらも少しつづ影響されていく人々。そしてPKの小さな疑問が、やがて大きな社会問題へと発展し大騒動を巻き起こす。
【作品情報】
映画『PK』
公開日:2016年10月29日(土)
監督:ラージクマール・ヒラニ『きっと、うまくいく』
【出演】アーミル・カーン『きっと、うまくいく』、アヌシュカ・シャルマ『命ある限り』、スシャント・シン・ラージプート、サンジャイ・ダット
2014/インド/ヒンディー語・英語/153分/カラー/シネスコ/原題:PK/G
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