映画『海は燃えている~イタリア最南端の小さな島~』が2017年2月11日(土)より、Bunkamura ル・シネマほかで全国順次ロードショー。
本作は、2016年度ベルリン国際映画祭 金熊賞(グランプリ)を獲得した。メガホンをとるのは、映画『ローマ環状線 めぐりゆく人生たち』などで知られるジャンフランコ・ロージ監督だ。
舞台は、イタリア最南端のランペドゥーサ島。北アフリカにもっとも近いヨーロッパ領の小さな島であるこの地は、別の顔を持っている。アフリカや中東から命がけで地中海を渡り、ヨーロッパを目指す多くの難民・移民の玄関口なのだ。
この島に住む12歳の少年・サムエレ。どこにでもある日々を生きている島の人々同様に、彼もまた、友だちと手作りのパチンコで遊びながらなにげない毎日を過ごしていた。この島の日常を温かくも冷静な眼差しで見据えることで、世界の縮図が浮かび上がる、静かなる衝撃作となっている。
また、 第89回アカデミー賞ノミネート発表では、「アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞」に選出されていることも要チェック。本作のプロモーションで来日中のジャンフランコ・ロージ監督は、東京にてアカデミー賞ノミネートの朗報を受け次のようにコメントしている。「地図には見えない小さなランペドゥーサ島から、ベルリン、64か国での上映を経て、ハリウッドへ。『海は燃えている~ イタリア最南端の小さな島~』は、わたしにとって、すばらしい旅となりました。その旅の終点である日本で、このような嬉 しいニュースを皆さんと共有できて、とても嬉しいです。ぜひ、日本でも多くの方に観ていただきたい。」。
■ストーリー
イタリア最南端、北アフリカにもっとも近いヨーロッパの小さな島、ランペドゥーサ島。12歳の少年サムエレは友だちと手作りのパチンコで遊び、島の人々はどこにでもある日々を生きている。しかし、この島にはもうひとつの顔がある。アフリカや中東から命がけで地中海を渡り、ヨーロッパを目指す多くの難民・移民の玄関口なのだ。島を通して温かくも冷静な眼差しで世界を見据える、静かな衝撃のドキュメンタリー。
■監督について
ジャンフランコ・ロージは前作『ローマ環状線、めぐりゆく人生たち』でドキュメンタリー初のヴェネチア国際映画祭金獅子賞(最高賞)を受賞。そして、本作『海は燃えている~イタリア最南端の小さな島~』でもベルリン国際映画祭初のドキュメンタリー 作品で最高賞である金獅子賞を獲得している、いま最も注目のドキュメンタリー監督。
【作品詳細】
映画『海は燃えている~イタリア最南端の小さな島~』
公開時期:2017年2月11日(土)より、Bunkamura ル・シネマほかで全国順次ロードショー
監督:ジャンフランコ・ロージ
出演:サムエレ・プチッロ、ジュゼッぺ・フラガパーネ、ピエトロ・バルトロ
2016年/イタリア=フランス/114分
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