アニメーション映画『野生の島のロズ』が、2025年2月7日(金)より公開される。
映画『野生の島のロズ』は、『シュレック』や『ボス・ベイビー』などのアニメーション映画を手掛けてきたドリームワークス・アニメーションによる作品。原作となる、アメリカの作家ピーター・ブラウンの児童書「野生のロボット」シリーズは、ニューヨーク・タイムズ紙のベストセラーリストで1位を獲得するなど、大きな話題を呼んだ。
映画の主人公となるのは、人間のいない島で偶然起動した最新型アシストロボットのロズ。野生動物との関わりの中でロボットながら感情を持つようになったロズが、動物たちとともに島の危機を乗り越えていく。
無人島に不時着したロズは、当初は動物たちから“怪物”と呼ばれ避けられるが、ある日、偶然見つけた雁の卵を孵化させることに。生まれたばかりのひな鳥をキラリと名付け、ハズレ者のキツネ・チャッカリやベテランママのオポッサム・ピンクシッポにサポートしてもらいながら子育てに奮闘する中で、生きることを学び徐々にロズの中に心が生まれていく。飛び方を覚えたキラリの旅立ちを前に、別れを予感して寂しそうなロズ。そんな最中に突如、千頭型ロボットが舞い降りるのだった。
監督・脚本を務めるのは、ディズニー映画『リロ&スティッチ』やドリームワークスの映画『ヒックとドラゴン』を手掛けたクリス・サンダース。野生の島を描写するにあたって、アーティストのタイラス・ウォンが作成したディズニー映画『バンビ』の原画や、『となりのトトロ』など宮崎駿作品に登場する森の描写などを参考にしたという。
ロズの声を演じるのは、マーベル映画『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』やホラー映画『クワイエット・プレイス:DAY 1』など話題作への出演が続く女優、ルピタ・ニョンゴ。そのほかにも、ペドロ・パスカル、キャサリン・オハラ、ビル・ナイ、キット・コナー、ステファニー・シュウらが声優として参加する。
最新型アシスト・ロボットのロズが目覚めたのは、大自然に覆われた無人島。未来的な都市生活に合わせてプログラミングされた “彼女”は、野生の島では全く機能しない。動物たちの行動や言葉を学習し、徐々に未知の世界に順応しはじめたある日、“彼女”は雁の卵を見つけ、雛を孵かえすことに。「ママ!」そう呼ばれた瞬間、“彼女”の奥深くで、ある変化の兆しが現れる。ひな鳥を キラリと名付けたロズは、ハズレ者のキツネ・チャッカリの知恵を借りながら、食べる、泳ぐ、飛ぶという渡り鳥に必要なことを手探りで教えていく。
そしてキラリの旅立ちの日、ロズは彼の飛行をアシストするために全力で走り、飛び立った姿をいつまでも見つめ続けるのだった。しかし、動物たちと共生し優しさや愛情を理解しはじめたロズの前には、彼女が築いた居場所を引き裂くような危機が迫っていた。はたして、ロズと野生の島の運命は?!
【作品詳細】
映画『野生の島のロズ』
公開日:2025年2月7日(金)
監督・脚本:クリス・サンダース
声の出演:ルピタ・ニョンゴ、ペドロ・パスカル、キャサリン・オハラ、ビル・ナイ、キット・コナー、ステファニー・シュウ
配給:東宝東和、ギャガ
原題:THE WILD ROBOT