アニメーション映画『ロボット・ドリームズ』が、2024年11月8日(金)に新宿武蔵野館ほか、全国で公開される。
映画『ロボット・ドリームズ』は、孤独なドッグと、その元へやってきたロボットの友情を描くアニメーション作品。スペインを代表するパブロ・ベルヘルが監督を務め、サラ・バロンのグラフィックノベルをベースに切なくも温かい物語を描写し、いとおしく感動的な作品に仕上げている。また、劇中にはアース・ウインド & ファイアーの名曲「セプテンバー」を使用しており、華やかなダンスナンバーが物語に彩りを添えている。
パブロ・ベルヘルにとってはアニメーション映画初挑戦となった本作だが、第96回米国アカデミー賞長編アニメーション映画賞ノミネートを果たしたほか、アニー賞、ヨーロッパ映画賞、ゴヤ賞といった映画賞で受賞を遂げている。
ある日、ニューヨークでひとりぼっちで暮らす主人公・ドッグのもとに、ある日大きな箱が届けられるところから物語は展開していく。箱の中身は、友達ロボット。ドッグとロボットは、セントラルパークを散歩したり、ホットドッグをほおばったり、ニューヨークの名所を巡りながら友情を深めていく。しかし、夏の終わりにビーチの砂浜の上でロボットが動かなくなってしまい、そのままふたりは離れ離れに。再会を心待ちにするふたりの心情に注目だ。
劇中には、ハロウィンの場面も登場。ドラキュラに仮装した主人公・ドッグがお菓子を求めて訪れる子供たちを驚かせようとする姿をはじめ、映画『シャイニング』に登場する双子の少女や、『エルム街の悪夢』シリーズのフレディ・クルーガーに扮したキャラクターなど個性的な仮装に身を包んだ子供たちの姿も見所となっている。中には、ドッグが大切にしていた友達ロボットに仮装した子供も登場し、離れ離れになってしまった友達ロボットのことを思うドッグの姿に胸が痛くなるシーンとなっている。
大都会ニューヨーク。ひとりぼっちのドッグは、孤独感に押しつぶされそうになっていた。そんな物憂げな夜、ドッグはふと目にしたテレビCMに心を動かされる。数日後、ドッグの元に届けられた大きな箱ーーそれは友達ロボットだった。セントラルパーク、エンパイアステートビル、クイーンズボロ橋……ニューヨークの名所を巡りながら、深い友情を育んでいくドッグとロボット。ふたりの世界はリズミカルに色づき、輝きを増していく。
しかし、夏の終わり、海水浴を楽しんだ帰りにロボットが錆びて動けなくなり、ビーチも翌夏まで閉鎖されてしまう。離れ離れになったドッグとロボットは、再会を心待ちにしながら、それぞれの時を過ごす。やがてまた巡りくる夏。ふたりを待ち受ける結末とは。
【詳細】
映画『ロボット・ドリームズ』
公開日:2024年11月8日(金)
監督・脚本:パブロ・ベルヘル
原作:サラ・バロン
アニメーション監督:ブノワ・フルーモン
編集:フェルナンド・フランコ
アートディレクター:ホセ・ルイス・アグレダ
キャラクターデザイン:ダニエル・フェルナンデス
音楽:アルフォンソ・デ・ヴィラロンガ
原題:ROBOT DREAMS