オアシスの長編ドキュメンタリー『オアシス:スーパーソニック』が、2016年12月24日(土)より角川シネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMAほかにて全国公開される。
本作は、1991年に兄ノエル・ギャラガーが弟リアムのバンドに加入してから、1996年、2日間で25万人を動員し、当時の野外コンサートとしての動員記録を更新したネブワース公演までのバンドの軌跡を描いた作品だ。オアシスはこの5年の間に、ファースト・アルバム『Definitely Maybe』、セカンド・アルバム『(What's The Story) Morning Glory?』と音楽史に名を刻む2作品を発表した。
劇中では、バンドの中心であるギャラガー兄弟に対する新たなインタビューのほか、バンドメンバーや関係者たちの証言、名曲の数々をとらえた貴重なライブ映像を公開。さらに、写真や資料などの膨大なアーカイブに前例のないレベルでアクセスを許可された本作の製作陣たちは、一部をアニメーションによって再現し、ありのままの彼らの物語を紡いで行く。
製作総指揮は、ノエル&リアムのギャラガー兄弟らと共に、映画『AMY エイミー』で第88回アカデミー賞の長編ドキュメンタリー賞を受賞したアシフ・カパディアがを務め、『グアンタナモ、僕たちが見た真実』で2006年ベルリン国際映画祭銀熊賞を受賞した、マット・ホワイトクロスがメガホンをとった。
マット・ホワイトクロス監督は、本作について以下のようにコメント。『本作で私が意図することは、バンドの核心を掴むこと、そしてリアム&ノエル・ギャラガーの強烈な関係性を前面に押し出すことです。なぜならその切迫した衝突関係こそが、このバンドを魅力的にしている要素だからです。彼らのコンサートはいつもこれが最後かもしれないと思わせるようなものでした。その不安定さこそオアシスを作る要素であり、同時に究極的には破たんの原因となったのです。本作は、壮大で快楽的、肯定的でメランコリック、そして時代を超越した彼らの楽曲に関する映画です。ワンダーウォール、シャンペン・スーパーノヴァ、ロックンロール・スター、ドント・ルック・バック・イン・アンガー。これらすべての忘れがたい名曲が勢ぞろいします。』
【作品詳細】
『オアシス:スーパーソニック』
公開日:2016年12月24日(土)
監督:マット・ホワイトクロス
製作:フィオナ・ニールソン、ジェームズ・ゲイ=リース、サイモン・ハーフォン
2016年/イギリス/英語/カラー/122分/配給:KADOKAWA