年に一度の名物催「京の味ごちそう展」が、京都髙島屋にて開催される。期間は2017年2月22日(水)から28日(火)まで。
本展は、1957年に京料理の伝承と発展を目的に京都の老舗を継ぐ人々によってスタートし、2017年で開催61回を迎えるイベントだ。本格的な京料理をイートイン形式で味わえる“名物食堂”と、弁当や和洋菓子、酒などを販売する“即売”、料理の現物や器などを紹介する“展示”、料亭主人による料理教室などの“イベント”の主に4部で構成される。今年はこれらに加えて、新企画も用意されている。
イートインコーナー「名物食堂」では、京都を代表する料亭や老舗洋食レストランの味を2,500円(税込)で楽しめる。料亭「菊乃井」からは、鯛の昆布〆や、カレイの菜種焼き、合鴨ロース、鮭いくらちらし寿司などが揃った「円山の味」。また「魚三楼」からは、鯛といかの造り、海老かき餅揚げ、そしてちらし寿司などが味わえる華やかな「洛南の味」が販売される。
“おやつ”の語源となった昔の時間で、午後2時から4時頃を指す“八つ時”には間食をとる風習があったという。この八つ時にちなんで、名物食堂でも腕をふるう老舗料亭が、手軽に食べられる特別メニューを日替わりで提供する新企画「京のお八つ時」が行われる。
メニューには2月22日(水)の「菊乃井」による「京赤地鶏の親子丼」や2月23日(木)の「美濃吉本店 竹茂楼」の「汲み上げゆばとすっぽんスープのあんかけ丼」のほか、2月24日(金)は「魚三楼」の「すっぽんうどん」、2月25日(土)は「中村楼」の「豆腐ゆば丼」、2月26日(日)は「山ばな 平八茶屋」の「鰻とろ丼」が登場する。どれも限定数での提供だ。少し贅沢なおやつの時間を過ごせるはず。
展示コーナーでは、大政奉還150周年にちなみ、150年前ごろの江戸時代後期に使われた豆腐切り包丁などの道具や店の古い看板、史料などが実物と同じパネルを交えて展示される。料亭の蔵などに所蔵されている品を調べ、見つかった実際の貴重な資料だ。
「京の味ごちそう展」
期間:2017年2月22日(水)~28日(火)
時間:10:00~20:00
※名物食堂・特設カウンター・喫茶コーナーは10:30~19:00(L.O.18:30)
※名物食堂は、2月27日(月)、最終日は15:00(L.O.14:30)まで。特設カウンター・喫茶コーナーは、最終日のみ15:00(L.O.14:30)まで。
※最終日のみ催会場は16:00閉場、グランドホールは15:00閉場。
会場:京都髙島屋 7階催会場・グランドホール
住所:京都府京都市下京区 四条通河原町西入真町52番地
■名物食堂
価格:一人前 2,500円 ※料亭弁当は売切れ次第終了
参加店:中村楼、菊乃井、山ばな 平八茶屋、西陣魚新、魚三楼、美濃吉本店 竹茂楼、レストラン菊水
■京のお八つ時
※提供メニューは日替わりで異なる。
期間:2017年2月22日(水)~26日(日)
時間:15:00~17:00(L.O.16:30)
※売り切れ次第終了
※整理券を配布する場合あり
■展示
会場:京都髙島屋 7階グランドホール
入場無料