「トワイライト エクスプレス 瑞風(みずかぜ)」の車両が完成。西日本旅客鉄道が2017年2月23日(木)に、大阪市内の車両所内で、車両内外及び車体外観をお披露目した。
日本の豪華寝台特急の先駆けとして大阪~札幌間を駆け抜けた「トワイライトエクスプレス」。2015年に惜しまれつつも引退したが、その伝統と誇りは「瑞風」にまっすぐ受け継がれた。
「瑞風」のコンセプトは“美しい日本をホテルが走る”。外観はダークグリーンで、日本の風景に美しく溶け込む。開閉できる窓、人が出られるデッキなどを備え、西日本の風景や風といった「美しい日本」を体感できるような列車になった。さらに、内装には沿線の木材や備品、展示品には西日本の伝統工芸品やアーティストの作品などが展示されており、随所に日本文化を基調とした繊細な技と心が息づく。
食においては、門上武司プロデュースのもと一流の食の匠が監修、「瑞風」のコンセプトをイメージする楽曲はヴァイオリニストの葉加瀬太郎が制作と、なんとも豪華。
乗り方は普通の電車とは異なり、日本を巡るコースを選択する。1泊2日の片道タイプ(山陽下り・上り、山陰下り・上り)と、2泊3日で山陽・山陰を巡る周遊タイプの計5コースが用意されており、1日1回、立ち寄り観光を実施。その中には、世界遺産の嚴島神社(宮島口駅)、城崎温泉街、出雲大社、岡山後楽園などがあり、美しい旅になることは間違いない。
予約申し込みの時点で、「2017年6月-9月出発」の第1期はすでに終了しており、第2期「2017年10月-11月出発」の申込みは2017年4月1日(土)より開始する予定。