アニメ「交響詩篇エウレカセブン」新劇場版3部作の公開が決定。『交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション1』が2017年9月16日(土)より公開され、2018年に第2部、2019年に第3部が公開される予定だ。
また10月28日(土)からは、全国71館にて『交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション1』の4DX、MX4D上映が決定。映画のシーンに合わせて、客席のシートが前後、左右、上下に動き、さらに風や香り、煙、振動など五感を刺激する特殊効果も。まるでアトラクションに乗っているかのような気分で作品を楽しむことができる。
2005年に放送開始、主人公の少年レントンがヒロイン・エウレカと出会い、世界を知る旅に出る――というストーリーが多くの視聴者の共感を呼んだ「交響詩篇エウレカセブン」。2009年には劇場版『交響詩篇エウレカセブン ポケットが虹でいっぱい』が公開館数わずか6館のスタートながら興行収入1億円のヒット。2012年には続編となるTVシリーズ「エウレカセブンAO」も放送され、これまでにBlu-ray&DVDはシリーズ累計85万本出荷を記録している大ヒットシリーズだ。
新劇場版3部作では、すべてのセリフを再構築し、新作映像と再撮影された新たな映像で構成。また、TVシリーズ「交響詩篇エウレカセブン」で何度か言及されながらも、詳しく描かれる事がなかった物語の鍵を握る大事件「ファースト・サマー・オブ・ラブ」を初めて映像化するなど、リメイクでもリミックスでもない新しい“エウレカ”で、誰も知らない新たな結末が描かれる。
シリーズを再起動させるにあたり、総監督・京田知己、脚本・佐藤大、キャラクターデザイン・吉田健一のオリジナルスタッフが12年ぶりに集結。12年のキャリアを積んだ3人が、新たな構想に基づいて人気シリーズを再び作り上げる。
主人公レントン役の三瓶由布子や、エウレカ役の名塚佳織、デューイ役の辻谷耕史、タルホ役の根谷美智子、チャールズ役の小杉十郎太などオリジナルキャストが集結。ホランド役は、病気療養中の藤原啓治に代わり森川智之が務める。
そして、本作の鍵でありレントンの父親でもあるアドロック・サーストン役は、古谷徹に決定。これについて古谷は、「アドロックの特攻と共に放心状態になってしまい、二日間ほど思考回路が正常に作動しませんでした。完璧に役と一体になれた時にだけ現れる症状です。それほど僕にとってはチャレンジングな役で、久しぶりにアフレコの数日前から心地よいプレッシャーを感じていました。おかげで会心の演技ができて、また一つ伝説を作れたと自負しています」と、作品に対する気合いと自信をのぞかせている。
また『交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション』の新しさを象徴するもう一つのポイントが、ドイツのテクノユニット・Hardfloorによる新曲。TVシリーズ「交響詩篇エウレカセブン」では、サブタイトルに度々「アクペリエンス」という単語が登場したが、これはもともとHardfloorの曲名として有名な造語。新劇場版3部作では、Hardfloorより新曲「Acperience7(アクペリエンス・7)」の提供を受け、音楽面でも進化を果たす。
伝説のアーティスト、故・尾崎豊を父に持つ尾崎裕哉。今回、主人公であるレントン同様「伝説の父」を持ち、「父の成し遂げられなかったことを果たしたい」という思いを胸に、同じ音楽の世界で自身の未来を切り開いていこうとする尾崎裕哉に白羽の矢がたち、コラボレーションが実現。尾崎裕哉、いしわたり 淳治、蔦谷好位置の手によって書き下ろされた「Glory Days」は爽快感が溢れる楽曲ながら、歌詞には、葛藤や背負っている運命、時代に対する想いなど、様々な想いが込められている。