2012年1月14日、ミラノでエルメネジルド ゼニア(Ermenegildo Zegna)の2012年秋冬コレクションが発表された。テーマは"Winter's Tale"(冬物語)。常にブラックベリーを手に、世界や金融情勢に敏感で、仕事熱心な一面を持ちつつ、自由な時間も十分に楽しみたい男性をイメージ。スタイリッシュに旅をする彼のスーツケースには、あらゆるシーンに対応できるワードローブが備わっている。
ゼニアファミリーが経営する自然公園「オアジ ゼニア」からインスピレーションを受けたカラーパレットは、ダークブラウンやヘーゼルナッツは大自然に生息する動物を連想させる。これらの色は、チェックのスーツやロングコートに取り入れられ、カジュアルなでリラックスした雰囲気を醸し出す。
今年の注目素材はアルパカ素材。「Spazzolino」(スパッツォリーノ)、1970年代にアニオナ(AGNONA)が発表した最高級起毛アルパカファブリックをゼニアが最新のフィッシング加工を施して登場。そして、スリーアルパカ素材を使った「Elements」(エレメンツ)が使用されたアウターウェアのクラシックかつ斬新な印象はゼニアならでは。
ニットウェアはジャケットのインナーとして着用する定番スタイルを再提案。シャツを重ねたレイヤードスタイルも新鮮だ。上質な「プレミアムカシミア」をブレンドしたアイテムは、着心地と保温性を追求。パッチワーク柄のタートルネックには、遊び心溢れるテイストが加えられている。
仕事でも休日でも、様々なシチュエーションにおいて個性を表現できる魅力的なワードローブだ。