大芝生広場近くにある未利用地は、魔法を題材とした映画『ハウルの動く城』『魔女の宅急便』の2作品にちなんで、「魔女の谷」として生まれ変わる。北ヨーロッパをイメージしながら創出された空間は、遊戯施設、休憩・レストラン棟などが整備され、あらゆる用途に応える複合的空間となる。
■映画『ハウルの動く城』の「ハウルの城」を再現
映画『ハウルの動く城』に登場する「ハウルの城」はインパクト抜群。まるで生き物のような形をした高さ20mの存在感ある城だ。
城内には、1階はちいさな火の悪魔“カルシファー”がいる炉、流し台、テーブル、ソフィーの部屋が再現された、薄暗い雰囲気の居間に。また2階には、ハウルの寝室や衣裳部屋、汚れた浴室、マルクルの部屋などが設けられている。
■ハッター帽子店
『ハウルの動く城』の主人公・ソフィーが切り盛りする帽子店をイメージした「ハッター帽子店」もエリア内に設けられる。ヨーロッパの伝統的な建築技法による2階建ての建物のうち1階は、オリジナルの帽子が購入できるショップ「ハッター帽子店」に。ここでしか手に入らないキャンディー缶も販売されている。
■映画『魔女の宅急便』の「グーチョキパン屋」が開店
「魔女の谷」には映画『魔女の宅急便』をイメージし、「グーチョキパン屋」が開店。主人公キキが黒猫のジジとともに修行に出た先でお世話になる、“おソノさん”夫婦が営むパン屋を再現している。
ガラスケースの中には、ランス製法の生地を長時間発酵させることで小麦の香りを引き立たせた「バケット」や「ブール」、国産バターと北海道練乳を使用した自家製クリームたっぷりの「ミルクコロネ」などがずらりと並ぶ。愛知ならではのあんバターを挟んだメロンパン「あんバターメロン」、愛知名物“ういろう”を愛知西尾産の抹茶を使用した生地で包み込んだカヌレも必見だ。
■オキノ邸
『魔女の宅急便』の主人公・キキが魔女の修行に旅立つまで過ごしていた2階建ての建物「オキノ邸」も登場。1階玄関の先には、左側に母親・コキリが薬を作る魔女の店、2階にはキキの部屋、魔女の研究をしている父親の書斎を再現している。
■映画『『アーヤと魔女』の魔女の家
映画『アーヤと魔女』からは、主人公・アーヤが引き取られる家を表現した建物が登場。煙突から小窓まで丁寧に表現された館内には、魔女ベラ・ヤーガの作業部屋やアーヤの寝室などがある。
■メリーゴーランド&フライングマシン
「魔女の谷」には、親子で楽しめるアトラクションも設置。「年に一度、村にやってくる移動遊園地」をイメージした「メリーゴーランド」と「フライングマシン」の遊具2種類を、別途有料で楽しむことができる。
「メリーゴーランド」は、『魔女の宅急便』や『ハウルの動く城』、『もののけ姫』といったスタジオジブリ作品に登場する乗り物や動物、キャラクターをモチーフにした装飾が施されているので、お気に入りのキャラクターを選んで乗ってみてほしい。
乗車中は特別にアレンジされた同作品の背景音楽「人生のメリーゴーランド」が流れるのも魅力だ。
■空飛ぶオーブン&ホットドッグスタンド ホット・ティン・ルーフ
思い切り「魔女の谷」内を楽しんだ後や、休憩にぴったりなスポットにも注目。「魔女の谷」入り口近くに位置する「空飛ぶオーブン」は、レンガ造りのレストランだ。店内では、パイやキッシュなどのオープン料理を中心としたメニューが提供される。
加えて、アツアツのホットドックを楽しめる「ホットドッグスタンド ホット・ティン・ルーフ」もオープンする。