横浜・八景島シーパラダイスが大規模リニューアル。開業25周年記念として、園内の水族館「アクアミュージアム」に新たな11か所のLABOを設ける。リニューアルオープンは、2018年7月12日(木)から。
最大の目玉となるのは、横浜・八景島シーパラダイスのオープン以来“日本最大級”の水族館として人気を集めてきた「アクアミュージアム」のリニューアルだ。“五感体感”をテーマに11ヶ所のLABOを設置し、「アクアミュージアム ~五感体感LABO~」として生まれ変わる。各LABOでは異なる生き物たちに焦点を当て、生態系を活かした展示や最新技術を用いた演出、フィーディングなどが行われる。
「アクアミュージアム ~五感体感LABO~」のエントランスとなるLABO1には、幅約10メートルの水槽群を新たに設置。水槽内では、“海の中の熱帯雨林”とも言われるサンゴ礁を再現し、サンゴの仲間、サンゴ礁に生息するクマノミなど色鮮やかな生きものたちと、サンゴ礁のある砂地に集団で生息するチンアナゴなどを展示する。
エントランスを抜けた1階には、“海の宝石”ウミウシや美しい真珠を創り出すアコヤガイにフォーカスを当てた「海の宝石シェルリウム」を設けた。飼育展示種数日本一、35種のウミウシを一度に鑑賞できるほか、ウミウシや貝と一緒に記念撮影ができるフォトスポット水槽も用意されるので、見るだけでなく体験・参加型の展示スペースとなる。
同じく1階では、アシカやアザラシに出会える「海で進化した動物たち」もオープン。暖かい海域に生息する「カリフォルニアアシカ」、寒冷地に生息する「ハイイロアザラシ」、「ゼニガタアザラシ」の3種の鰭脚類が暮らしている。毎日フィーディングタイムも行われるので、運が良ければ、給餌シーンを間近で鑑賞することもできる。
紺碧のブルーの世界が広がる「紺碧の大海原を旅する生きものたち」では、ふわふわと浮遊するクラゲたちに出会うことができる。照明演出にもこだわったフォトジェニックな水槽は、癒し効果たっぷり。クラゲとともにイカも紹介される。
また、リニューアルの目玉となるのは新エリア「フォレストリウム」だ。海の世界を存分に楽しんだ後は、陸上生物・水辺の生物・水鳥・淡水魚など、水辺と森に生息する生きものたちを展示する水族館初のエリアで新たな出会いを五感で体感することができる。
エリア内には、カピバラ、チリーフラミンゴ、プレーリードッグなど23種の生き物たちが生息。特に「森のこみち」は、従来の柵やアクリルが設けられていないので“超至近距離”で生きものをじっくりと観察することができるようになっている。
また、「アクアミュージアム ~五感体感LABO~」5階の海の映像館「アクアシアター」では、ナショナルジオグラフィックとコラボレーションした新プログラムがスタート。「つながりあったひとつの大自然」をテーマにした約15分間の大自然ショートムービーが上映される。