映画『プラダを着た悪魔』の原作は、ローレン・ワイズバーガーの同名小説で、ゴージャスなファッション業界誌の舞台裏をコミカルに描いたストーリーだ。アン・ハサウェイとメリル・ストリープが主演。
大学を卒業し、ジャーナリストを目指してニューヨークにやって来たアンディ(アン・ハサウェイ)。オシャレに興味のない彼女が手にした仕事は、一流ファッション誌“RUNWAY”のカリスマ編集長ミランダ・プリーストリー(メリル・ストリープ)のアシスタント!ひょんなことから、世界中の女性が憧れる仕事に就いたアンディだったが、それは辞退者が後を絶たない恐怖のポストだった。
ミランダの要求は、悪魔的にハイレベル。朝から晩まで鳴り続ける携帯電話のベル、横暴な命令の数々、そして投げつけられる厳しい言葉…。キャリアのためとはいえ、アンディの私生活は滅茶滅茶。いつしか、ボーイフレンドや友人もアンディに愛想を尽かしてしまい、アンディは再び自分の将来について悩み始めるー。
鬼編集長ミランダの新人アシスタントとして雇われたアンディを演じたのは、『プリティ・プリンセス』のアン・ハサウェイ。ファッション業界で奮闘しながら成長していく姿は、公開当時多くの人々の共感を呼び、大ブレイクへとつながった。
また米国版「ヴォーグ」の編集長、アナ・ウィンターがモデルともいわれるミランダ役は、『クレイマー、クレイマー』『めぐりあう時間たち』に出演したメリル・ストリープが熱演。最低限の言葉と沈黙の威圧感、ほくそ笑む表情で、見事に強烈なキャラクターに仕立て上げた。
本作では、続々と登場する一流ブランドのファッションや着こなしも見どころのひとつ。ドラマシリーズ『セックス・アンド・ザ・シティ』で衣装を担当したパトリシア・フィールドが、作品にゴージャスな彩りを与える。
【詳細】
映画『プラダを着た悪魔』
公開時期:2006年
監督:デイビッド・フランケル
製作:ウェンディ・フィネルマン
脚本:アライン・B・マッケンナ
キャスト:アン・ハサウェイ、メリル・ストリープ、エミリー・ブラント、スタンリー・トゥッチほか
原作:ローレン・ワイズバーガー
衣装:パトリシア・フィールド
上映時間:110分
製作国:アメリカ