「みんなのレオ・レオーニ展」が、2019年7月13日(土)から9月29日(日)まで東京・新宿の東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館にて開催される。
レオ・レオーニは、絵本『スイミー』や『フレデリック』『あおくんときいろちゃん』などを手掛けた絵本作家、アート・ディレクター。
中でも、赤い色をしたきょうだいたちの中で、唯一自分だけが黒い魚の物語『スイミー』は、小学校の教科書に掲載されており、そのカラフルで学びのある世界観が広く親しまれている。
東京・銀座では、2019年7月31日(水)までの期間、レオ・レオーニのコンセプトカフェも開催されている。
「みんなのレオ・レオーニ展」では、レオ・レオーニの絵本原画をはじめ、ポスターなどのグラフィック・デザイン、絵画、彫刻、アニメーションの素材など、イマジネーションに溢れた多彩な作品約200点を展示。
ヨーロッパとアメリカを転々としながら創作活動を続けた、レオ・レオーニの生涯を、作品を通じて紹介する。
スロバキア国立美術館に所蔵されている、幻とされていた絵本『スイミー』の原画が計5点来日する。絵本『スイミー』に使われている絵とは少し異なる原画を、絵本のパネルと比較しながら楽しむことができる。
その他、冬に備えて食べ物を蓄える野ねずみたちをよそに、じっとして太陽の光や色、言葉を集めてばかりのねずみ、フレデリックを描いた『フレデリック』の原画や、『コーネリアス』『アレクサンダとぜんまいねずみ』『マシューのゆめ』といった絵本の原画が勢揃いする。
水彩やコラージュなど、多彩な技法で表現された、ユニークで魅力的なキャラクターと世界観を堪能することができる。